成田の将来と日本の未来を見据えて撃つ!そんなあなたにホットな話題をお送りする最先端オピニオンWEBサイト
Narita City Journal 成田 シティージャーナル

成田の話題とコラム

Narita City Journal 成田 シティージャーナル
・トップページ ・掲示板 ・お問合せ ・成田 シティージャーナルの紙面をダウンロード
コラム 11月15日更新

ご案内

未病を治す

第13回 自分の健康は自分で守る

 東洋医学(中医学)は氣の医学といわれます。そこで「氣」とは何か?私達は日常茶飯事に氣を使った熟語を用いています。氣分、天氣、氣持、氣配、病氣、その数は枚挙に遑が無い程です。
 氣をエネルギーだと説く人がいます。決して違っているとはいえません。がもっと根本的な意義があります。むしろ氣は「エネルギーを発起させる力」と解いた方がよいと思われます。

 人間はどのようにして、その氣を身体に取り入れているのでしょうか。今月はこの問題を考察してみたいと思います。
 天然自然を三分別して論じる方法が中国文化の中にはあります。天地人、老壮、上中下。人の体も、また上中下に分けて、氣の取得と不必要物質の排泄に係わりを説いています。これを三焦といい、上焦・中焦・下焦と名付けています。上焦は横隔膜から上を指します。ここには心と肺が在ります。中焦は横隔膜から下、且つ臍より上の位置で脾・胃が在り、下焦は臍より下で大腸・腎などが在ります。
 陽の氣である太陽の光を浴び、大氣を呼吸し肺に取り入れる、これは上焦のはたらきです。中焦の機能では、腐熟つまり上焦の入口である「口(くち)」から飲食物を受入れて、清と濁に分別します。清とは体内に取り入れる栄養物、濁とは不必要となった粕といえましょう。清は軽いが故に上焦へ、濁は重いが故に下焦へ送られます。下焦は濁を、やがて体外に排泄する役割を負っているのです。こうした中焦の機能を運化(ウンカ)といいます。
 上焦には心と肺が在り、心は血液循環を、肺は呼吸により清氣(酸素)と濁氣(二酸化炭素)の交換を担っています。そして中焦で得た地氣と呼吸で得た天氣とが結合して、生命現象に最も大切な宗氣と呼ばれる原氣(ゲンキ)が生れるのです。東洋医学ではこの宗氣(原氣)を普段は単純に氣と言っています。

 上焦のはたらきにより、清新な氣と血が全身を循ることで、私達は生かされていることになります。この流れが何らかの状態で阻害されると病変が現れるのです。この続きは次回分りやすく説明していくつもりです。




著者プロフィール:横山 瑞生(よこやま ずいしょう)
1939年 茨城県常陸大宮市に生れる。
1964年 東京高等鍼灸学校卒業、
在学中から大塚敬節氏に師事し漢方を学び、後小川晴通氏に師事し鍼灸を学ぶ。
1971年 中国医学研究協会設立に参画。
1973年 中華医学会の招聘で訪中、
鍼麻酔、耳鍼療法学など我国に最初に紹介した1人。
現在、日本東洋医学会会員、日中医療普及協会会長、
新宿鍼灸師会会長、日本ホリスティック医学協会常任理事、一本堂鍼灸療院院長などの傍ら国内外の後進の指導に当たる。
■著訳書
『カラー版鍼灸解剖図』『最新中医針灸穴位掛図』『針灸経穴辞典』『針灸寄穴辞典』『アレルギーはツボで治る』『耳針療法掛図』
ほか多数。


(一本堂横山鍼灸療院長 横山瑞生)

この記事のご意見はこちら
サウンドハウスファニチャーハウスネットハウス成田の命泉 大和の湯