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コラム 09月15日更新

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くらしを考える

第29回 人生のエンデングプラン

自分らしく生きて

 今、人生の終焉をどのようにプランニングするか、自分の生き方、信条から「自分らしい葬儀」を真剣に考えている人が増えています。遺族が滞りなく行ってくれるはずだから心配ないという人もいるでしょうが、日本消費者協会のアンケートによれば「家族に負担をかけない簡単な葬儀」を望んでいる人が50.8%だそうです。経済的な理由だけでなく、宗教心と関係なく仏教形式で行うのに違和感を抱く人、あるいはマニュアル通りの画一的葬儀に疑問を抱く人もいます。また最近では密葬や家族葬といった形の葬儀も核家族を中心に増える傾向にあります。昨年経験した葬儀では、通夜は献花のみ、後日のお別れ会ではお墓のまわりに友人たちが集い、故人が好きだった音楽を静かに流し、それぞれが思い思いに故人に語りかけるという非常に感動的なものに出会い、故人の遺志をしっかり受け止めている遺族の思いが胸にしみました。自分の思いを形にするいわゆる「自由葬」について、祭壇の周りを従来の仏式の飾りではなく沢山の生花だけで飾ったり、あるいは音楽葬にしたり、後日偲ぶ会を開くなど、身体の健康なうちに考えてみるのも必要かもしれません。

また埋葬にしても「墓地、埋葬等に関する法律」では遺骨を墓地以外の場所に埋葬・埋蔵することを禁じていますが、墓を作らず遺灰を海や山に撒いて欲しいと願う人も増えており、墓地以外の場所での散骨も認められるようになりましたので、詳細を確かめておくことも必要でしょう。葬儀は最期の別れの儀式でもあるわけで、残された人たちの心が癒される大事な場でもあります。自分がどんな形の葬儀をしたいのか家族と話し合ったり、不明な点は葬儀業者に問い合わせたりして納得のいく終焉を迎えたいものです。


(消費生活コンサルタント 桐原照子)

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