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コラム 08月15日更新

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くらしを考える

第27回 暮らしの中の化学物質

健康への影響

 人間の健康に悪影響を与える化学物質の主な発生源は、実は日常生活の中で使用される家庭用品に多く潜んでいます。健康被害の原因究明のため環境省環境安全課では調査研究が進められていますが、口・皮膚・呼吸器から体内に入り込んだ化学物質が病気を発症させたり症状を悪化させる原因となっていたことが徐々に解明されつつあります。

@口からの場合、たばこ・殺虫剤・医薬品などの誤飲による中毒事故や、特に乳幼児特有の「何でも口に入れる」行為による化学物質の溶出に伴う健康被害があげられます。最近の話題として、アメリカで高濃度の鉛を含むアクセサリーを誤飲した幼児が鉛中毒症状を示し死亡した事故が発生しました。日本でも高濃度の鉛を含む金属性アクセサリーの販売自粛がこの3月から実施されています。

A皮膚からの場合、洗剤などに広く使用される界面活性剤・クリーニング溶剤・着色剤・紫外線吸収剤・抗菌剤などによるアレルギー性接触皮膚炎等があります。皮膚は化学物質と接触する頻度が高く、健康被害は多いのです。

B鼻・のど・気管支・肺等の呼吸器系に健康被害を生じるのは、塩素系と酸性タイプの洗剤の混合使用によって発生した有毒ガスによる中毒事故、高濃度の科学物質に接触することによる呼吸器障害事故、防水スプレーの噴霧ミストを吸い込み呼吸器困難に陥った事故、更に化学物質が鼻粘膜から入り込み、脳の嗅覚中枢に達し神経系の機能障害を発生させる可能性などが指摘されています。

こうした情報は一般にも広く速やかに、十分理解できるように提供されるべきであり、分からないことは随時メーカー等に聞いて、製品を正しく使用する方法を確認し、健康被害から身を守りたいものです。


(消費生活コンサルタント 桐原照子)

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