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コラム 08月15日更新

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くらしを考える

第19回 食育のすすめ・・・健全な未来を築くために

 昨今、「食育」活動が全国各地で深く静かに広がっています。「食育」とは体に良い食を学び、選ぶ力を育てることです。明治の後期頃までは育児には五育(食育・知育・才育・徳育・体育)があり、食育はまさに育児の基本、しつけの基本といわれていたのです。

 高度成長をとげた日本では食の多様化が進み、便利な調理加工食品・スナック菓子・砂糖たっぷりの飲み物、という食習慣が根付き、過去半世紀に動物性たんぱく質は4倍、動物性脂肪は5倍も摂取、逆に米を含む炭水化物は40%減り、新鮮な野菜・果物・海藻に多いビタミン・ミネラル・食物繊維の摂取量は大幅に減少しています。これらはアレルギー・アトピー・肥満・糖尿・高血圧といった体の問題だけではなく、引きこもり・非行・キレるなど子供や若者の問題行動等の激増につながっているのでは…とも云われています。

 忙しい生活を送っている現代人は、ともすると毎日の食の大切さをないがしろにしがちです。旬のない食材、栄養摂取の偏り、不規則な食事等、又肥満や糖尿などの生活習慣病の激増、過激なダイエット、そして大量の食べ残しと、食をめぐる問題は数え切れません。特に青少年による非行・残忍な犯罪の増加等の様々な社会問題の根底に「食の乱れ」もあるのではないでしょうか?栄養バランスを考え、おいしく食べ元気に育つ食育は、命・心・人間関係を育み健全な社会を作ります。国も食育基本法の制定など支援・推進する方向で動いています。

「健全な精神は健全な身体に宿る」といわれます。「食育」は健全な社会を作る土台です。これからの日本の社会が明るいかどうかは、未来を担う子供たちの心と体の健康にかかっています。私も食育ボランティアの一人として今後も未来の子供たちの食育にかかわっていきたいと思っています。


(消費生活コンサルタント 桐原照子)

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