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くらしを考える
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第16回 食品の表示
食品選びの指標・・・チェックポイントがいっぱい |
かつて生鮮食品を選ぶときは、鮮度が一番の判断材料でした。ところが最近は、産地・栽培方法等細かくチェックしてから買い物カゴへ、というのが一般的になりつつあります。しかしその表示が大変分かりにくく紛らわしいものが多いように思います。
1つには関係する法律が多すぎ(6種類)、4つの省庁(農水省、厚労省,経産省、公取委員会)が関わっているためそれぞれの法律の性格や基準が異なり、食品表示としての統一性を欠いている面もあるものと思います。水産物の表示を例にとると、JAS法では「名称と産地表示」が義務づけられています。ガイドラインもあり輸入魚の偽装表示等を規制するために「名称は種名表示」と定められ、マグロ、アジではなく黒マグロ、マアジのような表示をすることになっています。「産地」は漁獲した船の国籍が原産地となっていて、たとえば日本国籍と韓国国籍の漁船が太平洋の同じ場所で同じマグロを獲っても、日本のは「太平洋産」となり、韓国のは「韓国産」となります。また、漁獲水域を特定できない魚は「水揚げ港の名前や水揚げ所在地の都道府県名を産地として表示する」となっています。
生鮮食品では容器包装されても裸売りでも表示は必要ですが、加工食品は容器包装された食品のみが表示の対象となります。また外食で、この魚の出身地は?このアサリは?この野菜は?このコロッケのジャガイモは国産?と疑問に思っても表示は免除されています。一応「消費者から求められれば、店員はその商品について、すべての情報を答える」ということになっていますが、義務付けられてはいませんので、説明できなくても違反にはなりません。これではややこしいだけでなく、釈然としません。産業も含めて出来る限り統一した表示をしていくべきではないでしょうか。 |
(消費生活コンサルタント 桐原照子)
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