|
くらしを考える |
第8回 おしゃれ・・・・・化粧品に含まれている化学物質 |
2001年4月から化粧品は「全成分表示」が義務づけられました。その化粧品に含まれるすべての成分をチェックできるということで私たち消費者にとっては大きなメリットと思ったのですが、実際は聞いたこともないような成分がずらりと並んでいて、どれが有害でどれが無害か、また天然成分と合成成分の見分けもつきません。その化粧品を使ってトラブルが発生してもメーカーは「全成分を表示してあるのだから選んだ人の自己責任」ということなのでしょうか?化粧品は原価が安く販売利益の大きい商品ということもあってかキャッチセールスなどにも良く使われますが、商品別に見た危害発生件数は常にトップで、毎年化粧品による深刻な被害が報告されています。
私たちは食品添加物には厳しい目を向けても、化粧品に配合されている化学物質については見過ごしてしまいがちです。化粧品の原料である水と油を混ぜ合わせるために使われる界面活性剤の原料は硫酸、硝酸、塩酸などの劇薬です。また変質しやすい化粧品の品質を安定させ長持ちさせるために、ある程度の保存料や酸化防止剤の使用はやむをえないでしょうが、あまりにたくさんの化学物質が使われているのには驚きです。毎日長時間肌に塗ったままでいる化粧品は、その安全性について食品と同じように考えていく必要があります。中には発がん性物質や環境ホルモン作用のあるものなどの毒性が報告された物質が入っている化粧品もあります。せめてこれらの物質は使用禁止に出来ないものでしょうか?化粧品は衣服と同じように生活必需品です。出来るだけ危険な物質を使っていない化粧品を選び、いつまでも健康な肌でいたいものです。 |
(消費生活コンサルタント 桐原照子)
|
|

|
|