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くらしを考える |
第5回 食―怖い食品添加物 |
私たちを取り巻く衣食住は、ここ数十年の間にものすごい勢いで変化しています。特に食生活では、核家族化によって祖母−母−娘への伝承が途切れたところへ、女性の目覚ましい社会進出が外食産業の発展と相俟って、加工食品の利用度が急速に高まりました。加工食品は、同じような味付けが多くて味覚を衰えさせかねませんが、一番の問題は多くの食品添加物が含まれていることです。食品添加物は生成方法によって合成添加物と天然添加物とに分けられます。日本で認可されている合成添加物は、甘味料、着色料、発色剤、保存料、安定剤、防腐剤、漂白剤、防カビ剤など352品目で(アメリカ133品目、ドイツ64品目、イギリス21品目)、1つの加工食品に2〜3品目は含まれています。しかし認可されていても、食品添加物には危険なものが沢山あります。スナック類によく使われるタール色素は体内に入るとメチルニトロソ尿素を生み、これが思考力を鈍らせ行動を粗野にさせます。保存料の安息香酸が黄色4号と一緒になると、更に行動を粗野にさせます。発色剤の亜硝酸塩が焼き魚などに含まれるアミン類と合わさると、発がん性のニトロソアミンが作られるのは周知のとおりです。
アメリカで「土葬された遺体がいつまでも腐食しないのは生前多量に摂取された防腐剤が原因ではないか」というショッキングな記事がありましたが、どんなに心がけても食品添加物を完全に避けるのは不可能です。1種類では安全でも数種類の食品が複合的に重なったときに安全かどうかが重要です。また安全と思われがちな天然添加物にも発がん性のものがありますので、添加物表示の多い食品はなるべく買わないようにすれば、企業(生産者)も考えるはずです。
危険な食品添加物によって、これからの世代が少年犯罪や子供のいじめなどの悲しい事件を引き起こさないように願うことが、杞憂であって欲しいと思います。 |
(消費生活コンサルタント 桐原照子)
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