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コラム 08月15日更新

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くらしを考える

第2回 環境問題 〜高度成長のもたらしたもの〜

 私たちの生活は、エネルギー資源の他、金属、木材、農作物、その他様々な資源の利用によって成り立っています。これら資源が形成されるには、木材なら数十年、石油では数億年という長い時間がかかりますが、私たちはその貴重な資源を短期間で使い果たそうとしています。豊かで便利で快適な高度経済社会からくる負担は、地球環境のバランスを崩し始め、地球温暖化、酸性雨、オゾン層の破壊など問題を引き起こし、生態系の破壊も進んでいます。資源の利用は私たちの生活には不可欠ですが、地球への負担を最小限に食い止める努力をしないと、次の世代に地球を引き継いでいけなくなってしまいます。
 石油の可能採掘年数はあと40年、天然ガスは61年、石炭は227年と言われています。この限りある資源を有効活用し、浪費を避け、循環利用を図ることが、きわめて重要な課題です。日本の高度経済成長は、大量輸入した資源を使い、商品を効率よく出来るだけ安く大量生産し、頻繁にモデルチェンジしては消費者の購買欲をそそり、使い捨てをさせてきました。『節約は美徳』と言われて育ったわが世代は、『消費は美徳』と言われて戸惑いを覚えました。大量消費の果てに出る大量のゴミを埋め立てる余地は、小さな島国には残っていません。しかし生産至上主義経済では廃棄や回収、環境への負荷などは考慮されておらず、そうした産業活動のツケが資源の枯渇であり、公害であり、自然環境の破壊であり、ゴミ問題ではないでしようか。
  こうして振り返ってみると、便利さの一方で失ったものは途方もなく大きい気がします。『消費は美徳』と云われて育つ若い世代の将来に明るい未来はあるのか、今一度考え直さなければいけません。


(消費生活コンサルタント 桐原照子)

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