VOL.65
かもねぎの COME ON MUSIC ! !
はからずもハカランダ ?
先日、親戚に貸していたギターが10年ぶりに帰ってきました。なぜか無性に懐かしくなり、無理を言って送ってもらったそのギターは、EPIPHONE OLYMPICという1965年製のモデルで、私には珍しい1枚板のソリッドギターです。ボディとネックにはマホガニーを使用、丸くて太い音が特徴です。指板はというと、これがブラジリアン・ローズウッド。すなわちハカランダです。ハカランダはワシントン条約に指定されている木で、1975年以降は伐採も禁じられており、現在ハカランダを使ったギターを輸入しようとすると経済産業省の許可が必要です。
このハカランダは高級木材と言うよりは、1960年代では家具や楽器で普通に使われており、安いギターにも結構使用されていました。もともと質が良い上に安価という事から大量に伐採された結果、ワシントン条約に指定されるまでに数が減ってしまいました。メイプル、シダー、マホガニーなど、ギターをはじめ楽器は木を使います。最近では新たな素材として竹やカーボンなどに注目が集まっていますが、まだまだ発展途上の素材です。ギターの寿命が何年なのかは不明ですが、大事に使えば30〜50年位で木は程よく乾燥し、枯れた良い音を奏でます。
木は限りある資源です。現在は材料の乱獲を防ぐため、森林保護に力を入れるメーカーも多いです。近年では割り箸、紙、パルプなどの植物資源のリサイクルがさらに真剣に見直されていますが、楽器の素材の木も粗末にすることなく大切に使わなければなりません。
この世をはかなむ前にハカランダのギターを抱えて地球を思うのは粋なハカライダ !
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EPIPHONE OLYMPIC(1965年製モデル) |
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