VOL.24
かもねぎの COME ON MUSIC!!
〜運命のレコーディング〜
一昔前に比べると、今はCDレコーダーやパソコンで簡単にCDが作れるようになりました。今年は自分のバンドを含め様々なレコーディングの予定があり、歴史に残る作品を!!と意気込んでいます。さて、歴史上に残る録音といわれると何を連想しますか?いろいろあると思いますが、私は玉音放送ではないかと思います。玉音放送とは1945年8月15日に放送された終戦詔書です。この日ラジオから流された終戦の詔は実は生放送ではなく、あらかじめレコードに吹き込まれたものでした。ポツダム宣言を受諾した後も、徹底抗戦を唱える一部の軍人が録音盤奪取のため皇居を襲ったり放送会館を占拠するなど、騒然とした状況の中で録音が行われました。
玉音放送の録音回数は2回、3回と諸説あり、謎になっています。一度目は声が震えて天皇自らが録り直しを希望、二度目のものが採用されたようです。このときに国民は史上初めて天皇の肉声を聞いたと言われています。沖縄では米兵が日本人捕虜に、本当に天皇の声か訊ねたらしいですが答えようがありません。このエピソードは映画「日本のいちばん長い日」でも取り上げられています。この頃のレコーディングはラッカー盤と呼ばれるディスクで、アルミの円盤に薄くニトロセルロースという材料を塗りカッティングマシンで録音するという方法が取られました。したがって現在残っているものを再生することはできないそうです。この盤の一つが現在もNHK放送博物館に展示されています。エジソンの登場より100余年、20世紀は音と映像の時代といっても過言ではありませんでした。
様々な音が残ってきた中、21世紀は笑い声を高らかに残せる時代でありますように。 |