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コラム 08月15日更新

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株式"透視"

ダブルボトム形成?!反転の戻りは?!

 日経平均はザラバ安値では4月21日の1万770円と5月17日の1万788円でダブルボトムのパターンとなって、この動きがそれまでの下落の反動的な自律反騰以上の強さとなるかどうかが、注目されるところである。日経平均での当面の戻りのポイントは、(1)ダブルボトム確認となる中間戻りの5月6日終値1万1,192円。(2)頭打ちから下降に転じてきた長期200日線レベルの1万1,230円台。(3)直前4月下げ過程での日足“下げ三空”の一番下を埋める1万1,343円。(4)3月高値1万1,966円から5月安値1万825円までの下げ幅の半値戻しの1万1,396円。(5)下降ピッチが少し早くなってきている中期75日線レベルの1万1,480円台。そしてこうした上値のポイントを早い時期に上抜いてくるかの時間の問題となる。去年も5月17日の1万505円をボトムに反転高となったが、それ迄の下げ幅の半値戻しとなったのは15日目であった。本年も同じく5月17日安値だが、15日目は6月7日。それまでに半値以上を戻しているかだ。それにはやはり今回の反転高をリードした米国株式の推移と、執筆段階ようやく買い越しデータの出始めた外人の動向次第ともなるが、ただここで戻りの上値をおさえそうなのが、信用買残の未整理重荷である。株式相場での需要関係からみると、信用買残の増加は株価の先高期待による買い推進力とみられて、一般的には強気材料である。しかし期日関係もあって近い将来に大半は転売されることを考えると、買残の膨張した高水準は相場の先行きへのチェック要因となる。

 さて03年株価最安値後の反騰相場での信用買残の推移。03年1月の8,099億円をボトムに、04年5月に3兆933億円まで2兆2,834億円増加し、これが市場エネルギーとしての買い需要の増大を示した。株価の高値は4月の1万2,163円。ここで株価が頭打ち反落するとともに、膨張買残が相場の重みとなって、整理商況の長期化を余儀なくされた。買残減少のボトムは12月で2兆3,179億円と、増加分のほぼ三分の一を消した。株価も最初の安値は5月の1万505円だが、その後12月安値の1万756円までは頭重い動きが続いていた。そして株価は、ここから長期トライアングルを上放れる形となり、05年3月1万1,966円への戻り相場となったが、結局は高値トライに失敗した。この間、信用買残は上値での回転が止まった上に、押し目買い機運が強かったためか、なお4月、5月と増勢を続けて3兆2,645億円と、04年のピークを上回ってしまった。こうなるとこの膨張分が今後の株価の戻りの頭をおさえる公算大ということになる。(5/23記)


日足・売買高チャート
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(文・鈴木晃一)
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