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コラム 09月15日更新

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株式"透視"

二番天井確定!?押し目買いから戻り売りへ

 さくらの花が散ったと同時期、兜町は“花散らしの雨”に見舞われて、大方期待の日経平均1万2,000円超えの春爛漫相場は不発に終わってしまった。その背景は米国と中国。米国は貿易赤字の拡大、小売り売上げの頭打ち、GM・フォードの業績不安、それにIBMをはじめハイテクも期待外れとあっての米国株大幅安である。中国は反日デモの拡大と、日中外相会談の不合意。日本の歴史教科書など双方には歩み寄りの余地のない問題を抱えていることからの、早期関係改善の難航懸念。ともかく4/11からの本年初めての6日連続安、それまで9週続いた週末高の途切れなど、相場の先高感にひびを入れた。特に日経平均での1万1,500円割れの相場的意味合いは大きく、中期13週線が1万1,625円で頭打ちのあと、日々線がこれを下回った。3月9日戻りの1万1,966円と4月8日高値トライの1万1,874円の間の中間ネックラインである3月30日安値1万1,506円を下回ったことで、ダブルトップ型での天井確認となった。さらに昨年10月25日安値1万659円以来の小勢三段上げの二段目のヤマである1月11日1万1,539円を食い込んでしまった。かなり重要であった1万1,500円どころを守りきれなかったことで、昨年4月高値1万2,196円挑戦には失敗したと言わざるを得ない。
 また、上昇の止まってきた長期200日線レベルの1万1,290円や、小勢の三段上げ目の基点1月21日終値の1万1,238円。これらのチャートポイントの重なる1万1,200円台を維持していれば、まだ1万2,000円再挑戦への可能性も僅かではあるが残っていたかも知れないが、ここもあっさりと割ってしまった。信用買残3兆円超の重し(急落時には追証による投売りにつながり、通常期日が来る半年間は売り圧力となる)、また、03年4月安値以来の反騰相場の需給面での主役は外人だったが、この間の累積買い越し額18兆3,348億円の、日経平均換算での推定買いコストは1万1,394円。これを下回ったことで、この面からの戻り売り圧力にもさらされることになる。1万1,000円をも割り込んで一旦は下げ止まりを見せたが、押し目買いから戻り売りに投資スタンスを変えなければならないだろう。とりあえずの下値目処としては、昨年4月の高値1万2,195円を付けた後の安値である5月の1万489円、8月の1万545円のチャートポイントの重なる1万500円処、昨年4月高値から初押し値幅1,707円を、直近高値1万1,975円から同値調整値1万268円があげられる。(4/19記)


日経平均(週足)
日経平均

(文・鈴木晃一)
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