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コラム 08月15日更新

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株式"透視"

意外にも、決算発表だけを見れば買い!? 企業収益の「V字型回復」が下支えとなるか!

 3月期決算の発表企業の収益動向を見ると、景気そのものはデフレ不況が深刻であるにもかかわらず、上場企業に関しては予想以上に良好である。まず、前2003年3月期の経常利益(金融を除く全産業)は70%以上の増益となりそうである。続く、今04年3月期の経常利益(同)は17%程度の増益が予想される。新光総合研究所によると、ピークだった90年3月期の経常利益を100とした指数は、2002年3月期には47まで落ち込んだ。しかし、前03年3月期では86にまで回復し、今04年3月期には104とバブル期ピークを上回ることが予想される。「V字型回復」となるわけで、企業収益面からいえば株価の下値不安はなくなりつつあると言える。特に、前期が大幅増益となった要因は、1)前々期である02年期に計上された多額のリストラ費用がなくなること、2)02年期のリストラ効果が表われ始めてきたこと・・・などが大きい。また、前期では期首から緩やかながらも景気回復過程であったこと、企業の想定レートよりも円安気味で推移してきたことも大幅増益に繋がったといえるだろう。もちろん、今期の企業収益を考える上で、予想外とも言えそうな円高やSARS(重症急性呼吸器症候群)、さらには米国景気の行方(米国よりも、自国のデフレ・景気対策の方が重要で気懸かりだが…)など留意すべき点は多い。しかし、悲観色ばかりで覆い尽くされてきた日本マーケットから、もう訣別すべき時機がやってきていると思う。

日経平均(週足)
日経平均

<推奨銘柄> 8570 イオンクレジットサービス
推奨銘柄8570 イオンクレジットサービス
営業利益が過去最高水準で予想PERが18倍。株価は4/28に、2600円を付けてからの出直りで途中であるが、下げ始めの水準6000円どころ、ちょうどPER20倍水準への戻りはありそうだ。週足ゴールデンクロスからきれいな戻りを期待する。イオン子会社、04/2期は自己破産急増による貸し倒れ費用が減少。ショッピング、クレジットとも旧マイカルなどで順調に伸びる。連結経常利益も過去最高。
株価 5月23日終値 3400円
目標 4900円
ロスカット   3000円

<過去の推奨銘柄のその後>
推奨銘柄 推奨日
寄付
その後の
高値
その後の
安値
5/23
終値
方針
1月号  関西ペイント 298円 363円 293円 344円 持続
(ロスカット320円)
3月号  パイオニア 2475円 2620円 2225円 2395円 持続
(ロスカット2300円)
5月号  富士通 341円 368円 318円 361円 持続
(ロスカット340円)

(2003年5月24日記)


(文・鈴木晃一)
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