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コラム 09月15日更新

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株式"透視"

悪くてもボックス!? 良ければ意外高も!?

 新年入り後も軟調な展開であった日本株式市場にも、ようやく変化の動きが見え始めてきたようだ。年初、スタート相場が上値の重い閑散相場であったことを思うと、市場のエネルギーが増加したことは、変化の兆しと捉えることができただろう。また、物色の対象にも変化が見られ、内需関連株が中心で、特にこれまで大きく売り込まれていた低位株の騰勢が顕著となった。
 要因の1つ、企業再生に関しては、巨額の負債を抱える西武百貨店が経営再建に向け、産業再生機構を活用する方向で検討に入ったと報じられた。これまで産業再生機構の効果について疑問視されていただけに、再生機構活用へ向けた第1歩が具体的に動き出し、今後も不良債権処理が進むのではといった期待につながったものと思われる。
 もう1つ、銀行の資本増強策が次々に出てきたことも、市場にはポジティブに働いた。これらの話題は、不透明な要因は残るものの、短期的にはヘッジファンドなどの売り方にとっては買い戻しといった方向に働く話題であったものと考えられる。
 外国人投資家は昨年6月以降、日本株を約1兆円売り越しているが、金融不安が一時的にせよ薄らいできたことは、日本株を持たざるリスクも台頭し始めている可能性もある。3月決算までは、金融機関の持ち合い解消売り圧力が強まるものの、こうした外国人投資家の買い戻しも起こり得ないとは言えない。今年に入ってからの投資家別売買動向を見ても、外国人投資家は買い越し気味となっている。今後も、循環的な物色が継続すれば、意外に相場はしっかりするのではないだろうか。
日経平均(週足)
日経平均

<推奨銘柄>3401 帝人(週足)
推奨銘柄3401 帝人
 ポリエステル繊維の大手で化成品、医薬医療の3本柱経営。営業利益率では医薬医療事業が稼ぎ頭で、最近ではバイオのほかLCDや電子機器用材料などの情報関連にも注力している。03年3月期は24%の経常増益と回復に転じる見込み。さらに、2003年4月には持ち株会社に以降する予定で、9事業グループに分社化し、意思決定のスピード化と変身への期待が強まるものと見られる。特に、株価は底固めとなった。
株価 1月24日終値 317円
目標 420円
ロスカット   290円

<過去の推奨銘柄のその後>
推奨銘柄 推奨日
寄付
その後の
高値
その後の
安値
12/16
終値
方針
10月号  日産 910円 1,001円 770円 985円 持続
(ロスカット932円)
11月号  イオン 2,885円 3,080円 2,625円 2,680円 持続
(ロスカット2810円)
12月号  三井化学 490円 557円 477円 327円 持続
(ロスカット500円)
1月号  関西ペイント 298円 337円 293円 327円 持続
(ロスカット300円)

(2003年1月24日記)


(文・鈴木晃一)
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