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コラム 08月15日更新

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株式"透視"

戻り売りから押し目買いへ!? 最後の買い場になるか??

日経平均(週足)
 非常事態では、(日銀の株式買い入れと同じく)公的部門が日本株購入を増やす決定が下る可能性がある。政府主導のPKOのスタートと言える。先月日経新聞で報道されたように、2008年に「年金資金運用基金」へ公的年金150兆円の移管が行われ、株式運用が現在の7兆円から一気に18兆円(12%の資産配分計画)となる計画や、郵貯の株式目標保有額12兆円(現2.8兆円)のように、公的部門が最大の株式の買い手となるのは、将来にわたる政府計画の一環となっている。「年金資金運用基金」「簡保」「郵貯」「株式保有機構」「日銀」の公的部門の合計株式保有は、2002年3月末で15兆円(時価総額240兆円の6%強)で、その目標保有額は44兆円(+29兆円)となっている。直ぐに実施される日銀の株式買い入れ(2兆円)のように、あるセクターの取得時期を早めたり、あるいは別の機構をつくって、その機構でとりあえず買い、将来その公的部門に譲渡するといった手段が講じられる可能性もある。買い手不在が株式市場の最大の問題だが、政府部門が腹を据えて国内株を買うのであれば、需給は明らかに変化する。政府の不良銀行への強制公的資金注入と同時に見ておくべき点だ。
 個人セクターでは、日経平均が5月27日のザラ場に年初来高値1万2081円を付ける過程で信用買いが急増したが、その積み上がった信用買残の決済期日が(5月の半年後の)11月にやってくる。長期を見据えて、最後の買い場となるだろうか。

<推奨銘柄>8267 イオン(週足)
推奨銘柄8267 イオン
 ご存知スーパー大手。中間決算は計画以上で過去最高となった。在庫の圧縮、販売経費率の低下、有利子負債の削減が奏を効している。イオンのこれまでの改革の成果だが、これから本格的に、スーパーマーケットという本来事業で利益拡大が期待できそう。破綻したマイカルの再建を引き受けているほか、今年の2月には寿屋の店舗50店を取得し九州地区への店舗網拡大を発表したことなど事業規模の拡大が続く。来期以降の期待の方が大きい企業。週足では、昨年9月より右肩上がりのチャート妙味。100株単位。株主優待は成田近郊の人にはメリットあり。
株価 10月23日終値 2915円
目標 4000円
ロスカット   2680円
<過去の推奨銘柄のその後>
推奨銘柄 推奨日
寄付
その後の
高値
その後の
安値
10/23
終値
方針
5月号  ヨコレイ 601円 628円 511円 538円 損切
(ロスカット545円)
7月号  日立キャピタル 1,580円 1,825円 1,270円 1,367円 損切
(ロスカット1450円)
10月号  日産 910円 940円 770円 934円 ロスカット後
買い直し
(目標1,200円)

(2002年10月23日記)


(文・鈴木晃一)
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