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コラム 09月15日更新

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日本とユダヤのハーモニー 第2部 〜日本語のルーツ

第6章
祇園祭りに潜むイスラエルの影 その3
〜スサノオはイザヤ一族か ?「スサノオの命」の正体に迫る !

 例年7月に祇園祭が開催される京都祇園の八坂神社では、ヤマタノオロチを退治する勇敢なキャラクターとして日本の記紀神話に登場するスサノオの命が祀られています。実際には八坂神社だけでなく全国各地の神社でスサノオは牛頭天王として祀られていますが、それはスサノオが日本建国に絡んだ重要な存在と考えられているからに他なりません。江戸時代の学者、新井白石は、神話に登場する神々は実在した「人なり」と語りましたが、スサノオも偉大な人物の行動がそのモデルになっている可能性があります。そのスサノオの正体を解き明かす鍵はイザヤ一族にありそうです。

 まず日本国家の誕生と天皇支配のいわれを描く出雲神話と、救世主による神の国の設立を予言するイザヤ書との間に類似するモチーフがあることに注目してみました。共通点は単に王権の設立と新国家の統治だけに止まりません。出雲神話では岩戸に隠れて暗黒をもたらすアマテラスとスサノオの対立や、海を渡った出雲における庶民の救済、そしてオオクニヌシノミコトの地上統一が描かれていますが、イザヤ書でもイスラエルの民に対して神が「妨げの岩」となり(8章14節)、御顔を隠してしまうことが書かれています(8章17節)。そして民衆が暗闇におののく最中(8章21節)、救世主が「海に至る道」(9章1節)を啓示し、そこで暗黒の地に住んでいた庶民の上に光が照らされ(9章2節)、新しい時代が始まるのです。

 イスラエル国家の崩壊と日本建国のタイミングが歴史的に見ても見事にマッチングしていることや、ヘブライ語でイザナギを「イザヤの王子」と解釈できるように神話に登場する名前の多くを聖書の言語で解釈できることも見逃せません。そして高天原が神々の住まわれる場所として重要であるように、イスラエルの民にとってもタガーマハラは先祖の故郷の地であり、国家を失った際に新天地を求めて移動する際の拠点になったと考えられること等はもはや偶然の一致とは言えないようです。神道の総本山とも言える伊勢神宮の奥の宮は伊雑(イザヤ)の宮と呼ばれ、イスラエルの「ダビデの星」が紋となっている事実から察しても、古代史とイザヤ一族は切り離せない関係にあります。

 イザヤ一族をリーダーとするイスラエルの民が高天原を拠点として大陸を横断し、日本へ移民してきたと仮定するならば、記紀神話を聖書の予言と照らし合わせながら面白く読むことができます。イザヤは神の偉大な預言者として東の島々に新国家を設立することを語り、自らの子が救世主となることを予言しました。大陸を横断して海を渡り、日本列島を見出したイザヤの子はヘブライ語でイザナギと言うことができるため、正に記紀神話に登場するイザナギと同一の人物である可能性が高いと考えられます。するとイザナギの子である若武者スサノオはイザヤの孫にあたることになります。そして姉のアマテラスに会うために高天原を訪れたスサノオはその後出雲に渡来し、そこでヤマタノオロチと一騎打ちを演じ、後にスサノオの子孫であるオオクニヌシノミコトが国を平定します。

 イスラエル国家が滅亡してからおよそ60年後、日本の皇紀が産声を上げました。その間に新国家を海の島々に設立するためにイザヤ一族が体験した象徴的出来事が、日本列島の発見や様々な戦いも含めてイザナギやスサノオ等などのキャラクターによって神話化されたのではないでしょうか。古代史のロマンはますます広がっていきます。


(文・中島尚彦)

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