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コラム 08月15日更新

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日本とユダヤのハーモニー

第9章 大和民族の魂の故郷「高天原」タガマハラの謎が今、解明される!

 日本の古代史を正しく理解するためにはイスラエル史を含むアジア大陸の歴史と地理を理解することが不可欠です。特にヘブライ語や古代シュメールの文化への理解を深めるだけで、今まで考えもつかなかった新しい歴史観が浮かび上がってくることがあります。

 紀元前八世紀、イスラエル国家が崩壊し民族が歴史から姿を消した数十年後、大陸を越えた東の島々で天皇家の歴史が始まり、アジア大陸では騎馬民族の台頭と共に西アジアから東に向かって民族大移動が始まっていました。そして、旧約聖書のイザヤ書には国家を失った民が東の海の島々で神を讃えることが書かれており、その救い主のシンボルとして登場する「イザヤの子」とヘブライ語で同じ意味を持つイザナギが、日本の神話で島々を生んだ神として登場することはすでに述べました。また日本神道の総本山ともいえる伊勢神宮の奥宮が「いざやの宮」と呼ばれ、その紋章がイスラエルと同じダビデの星であることなど、これだけの史実を振り返って見てもイザヤ一家が何らかの形で日本国家の創立、すなわち初代天皇の即位に関わったという仮説が十分に成り立ちます。
 もしイザヤの子がイザナギに象徴される実在の人物であったとするならば、日本書紀や古事記に書かれている神話は単に七世紀の宮廷知識人が複数の神話を織り込んで創作した物語ではなく、むしろ新天地を求めたイスラエルの民がイザヤの子をリーダーとして故郷の西アジアの地を離れ、様々な困難を乗り越えてアジア大陸を横断し、やがて日本列島を発見し大和の国を建国するまでの様々な体験談が長年語り継がれ、神話化された可能性の方が高いのではないでしょうか。

 古事記が単なる創作神話ではないことを思わせるキーワードが「高天原」です。高天原とは日本神話では天上の神々のいる場所とされています。天地ができる最初、天つ神々は高天原で相談しあい、イザナギとイザナミに矛で海をかき回させて地を固め日本の島々を作らせました。これが古事記の冒頭にある「国生み神話」です。驚くことにこの高天原という場所がアジア大陸に実在するのです。

 聖書に登場するアブラハムという人物は今日でもキリスト教やイスラム教を含む多数の宗教において「信仰の父」として崇められておりイスラエルの先祖にあたります。そのアブラハムの出身地が西アジアのタガーマ州にあるハランという町、すなわちタガーマハラなのです。アブラハム一家が神の命に従いハランから約束の地イスラエルに移住して十二世紀の後、国家を失ったイスラエルの民は新天地を求めて東へ旅する際、まず最初にアブラハムの故郷であるタガーマハラに戻って来たのでしょう。そこで民族のルーツを再確認し、祖先の発祥の地としてタガマハラの地名が神話化されていったのではないでしょうか。また古事記では天つ神が高天原で育てた稲を苗裔である天皇に与えたため、天皇が地上を支配するようになると書かれていますが、実はタガーマ州の地域は大麦とエンマ麦の生産において驚異的な収穫がなされていたことが遺跡から発掘された記録に残されていることから、麦や米の高度な稲作技術がこの時点で日本列島に輸出され始めたと理解すれば色々な弥生時代の謎が解けてきます。古代日本史はアジア大陸全体を広い視野で見渡す中で高天原を捉えるとますます面白くなります。


(文・中島尚彦)
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