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いろは歌が語る古代日本の謎
第7回 〜八重桜の秘密とは(2)〜
 偽って客のふりをする人を「さくら」と言いますが、一般的にその語源は定かでないと言われています。ただで見るという意味で「桜」から出たことばであるとか、労働する意味の「作労」が訛ったものとする説がありますが、意味のつながりが殆ど無い為に全く説得力に欠けます。いろは図
桜の花びらは咲いた後パッと散るのでその桜の花の性質に例えて使われるようになった、という説も信憑性に欠けます。旧約聖書の原語であるヘブライ語では「偽る」ことをシェケラ()と言う為、当て字で偽客と書かれる「さくら」の語源はヘブライ語にあることを前号で解説しました。そして八重(神)とサクラが「いろは歌」において神隠しの意味を持つ「八重桜」という一つの言葉となり、結果としてサクラという言葉に神がかり的なニュアンスが込められるようになったのです。それ故、平安時代において桜は霊木として信仰の対象になっていた背景が見えてきます。
さて、著名な日本古謡のひとつに誰もが知っている「さくら」があります。しかし作者が不明なだけでなく、その歌詞の中には「弥生の空」とか「イザヤ」等、およそ聞き慣れない表現が出てきます。実を言うと「さくら」もヘブライ語で読めるのです。「いろは歌」には「ヤアエ」の神、「モセス」等、聖書に関わる言葉が折句として含まれていましたが、「さくら」には旧約聖書に登場するイスラエルの預言者、「イザヤ」の名前がそのまま出てきます。この名前には「神の救い」という意味があります。そこで大胆に提言しましょう。「サクラ」の著者は弘法大師である可能性が高く、「さくら」の歌詞はヘブライ語で読むと、「いろは歌」の折句とほぼ同じ意味の歌になるのです。
いろは歌  ヘブライ語による「サクラ」の解読方法を簡単に説明します。ヘブライ語は母音と子音の組み合わせから成り立ち、日本語と大変良く似ている側面があります。例えば「サ」という文字ならばSの子音に「ア」の母音記号を付加して「サ」と読みます。しかし古代ヘブライ語では母音の記載を省略しており、子音だけで流暢に読まれたものでした。それ故、「桜」の日本語をヘブライ語の子音として捉えるのです。その結果を左に記載しました。例えば「さくら」の子音はSKRですね。それに対応するヘブライ語は(シェケラ)となり、隠す、偽る、という意味があります。同様に「みわた(す)」がMWT()で「死ぬ」という意味となり、「におひぞいずる」はNOHYZR(+)となって「素晴らしい神の契約」という言葉になります。解読の結果「サクラ」にはへブライ語で次の意味が含まれています。「(神が)隠れてしまった。唯一の神が迫害を受け、耐え忍び、死んで、犠牲となり、くじで引かれ、とりあげられてしまった。素晴らしい神の計画である救い、その救いの捧げものが成就した。」
空海弘法大師は、いろは歌という字母歌を使って折句の中で信仰の真髄を語り、更に神隠しの歌として「さくら」を作詞していろは歌と同等の信仰告白をしたのではないかと思われます。これは決して日本語とヘブライ語の偶然の一致ではありません。歴史に永遠に残る天才・空海の、次元を超越した霊歌だったのです。


いろは歌

色は匂へど
散りぬるを
我が世誰ぞ
常ならむ
有為の奥山
今日越えて
浅き夢見じ
酔ひもせず
折句歌(空海)

一千与良弥
八重咲け逸話
咎無くて
死す御子入れり
巌となて
日本古謡「さくら」

桜 さくら
弥生の空は
見渡す限り
霞か雲か
にほひぞ出ずる
いざや いざや
見に行かん

 

(文 中島尚彦)
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