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古代日本のロマンに私達を不可思議な力で導いてくれるのが「いろは歌」です。日本人なら誰でも幼いころから「いろは歌」を幼学必修項目として教わり、今日でも物の整理番号として数字同様に「いろは歌」は使われています。それでも不思議と最後まですらすらと言える人は殆どいません。しかしながらこの47文字から成り立つ字母歌は、確かに日本語を表記するために用いられる全ての表音文字を1個ずつ含んでいるだけでなく、見事に一貫した文脈を形成して幾つものメッセージを投げかけているのです。この「いろは歌」こそ古代日本の謎を説く鍵を握り、誰もが驚嘆する真実を明かすメッセージを含む驚異的な暗号文書であることを、この連載を通して解説していきます。
「いろは歌」は日本が世界に誇る偉大な宗教家、空海弘法大師によって書かれたものであるという伝承を基に、今日でも多くの人は弘法大師説を信じています。しかしここ最近、空海著作説を否定する方向の学説が多く見受けられるようですが、この点に関しましてはまた後ほど論じたいと思います。いずれにしましても、アインシュタイン博士を超える程の超人的な頭脳の持ち主でなければこの「いろは歌」を書くことは出来ないと言うことだけは最初に断言しておきましょう。
さてこの「いろは歌」は「七五調四句」を使った大変リズミカルな歌であります。そしてその内容はごく一般的に涅槃経を説いていると言われています。「色は匂へど散りぬるを」は諸行無常を語り、「我が世誰ぞ常ならむ」は是正滅法、「有為の奥山今日越えて」は生滅滅己、そして「浅き夢見じ酔ひもせず」は寂滅為楽を教えているということです。確かに表面上は七五調の詩であり、インド文法を継承しつつ、涅槃の真理を表音文字全部を用いて説いた天才の作品と言えます。しかしその背後には隠されたメッセージが複数埋もれているのです。
「いろは歌」を七語調にちなんで7×7の升目にきちんと入れますと、不思議な文章が幾つも見えてきます。例えば一番下段の列を右から横に読んでいきますと「とがなくてしす」という文章になります。このように暗号文として「いろは歌」を様々な角度から読み込んでいきながら、古代日本の謎に迫って行きましょう。
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