成田シティージャーナル===============
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成田の将来と日本の未来を見据えて撃つ!
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発行:ネットハウス
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中国は日本の親しい友好国となりうるか?  PART II
お互いが必要としあっていることに気が付くことが友好関係の原点

 日本と中国は仲良くなれるのでしょうか?血を分けた兄弟同士、日本人同士でも争いごとは起きるのですから、ましてや海を越えた他国とは、そう簡単に友好関係が保てる訳がありません。日本人というだけで、中国では冷たい目でみられたり、物を盗まれたり、色々な事故に遭遇することが多いと言われるのが、昨今の中国の旅行事情です。特にここ最近はクレジットカードをスキミングする偽造事件が後を絶ちません。スキミングとは財布の中からカードのデータだけを読み取られ、偽造カードを作られて利用されてしまうことをいいます。所有者は盗まれたという認識がないまま、知らぬ間に自分のカードが高額なショッピング等に悪用されてしまうのです。その上、中国本土における昨今の反日感情を剥き出しにしたメディア情報の氾濫や、東シナ海の海底開発等の国境に絡む問題から察するに、日本と中国双方の国民感情は改善する兆しが見えません。むしろ悪化の一途を辿っているようにさえ見えます。
 このような背景の最中、幾度となく苦い体験を中国で繰り返してきたにも関わらず、それでも筆者は、ますます中国が好きになってきたのです。

外国人を受け入れる心のゆとり

 まず中国の経済が目覚しく発展し、特に湾岸沿いを中心とした大都市での生活が潤うことによって中国人民の心にゆとりが生まれ、それに伴い、日本人を含む外国人に対する態度がここ最近、著しく変わってきたことが伺えます。空港の入国管理を始めとし、市内のお店やホテル、タクシー乗り場等、以前は冷たい視線や、そっけない対応、迷惑そうな表情しか印象になかったものが、今では笑顔を見ることも少なくありません。また英語が話せる人が急激に増えてきた、ということも旅行者のもてなしを大事にし始めたことの現れでしょう。無論、その延長線には2008年の北京オリンピックがあります。
 時間が経つにつれ、戦争という辛い過去を知らない世代が中国人口の多勢を占めるようになってきた今日、高いレベルの教育を受ける若い世代層も厚みを増し、海外へ渡航する中国人も急増しています。また日本語を勉強したり、日本を訪れて日本の文化に対する理解を深めようと好意的にアプローチしてくる方も年々増加しています。中国経済がその門戸を世界に開放し始めたことをきっかけに、彼らの心も開かれ始めたのです。それ故、日本人にとって親しみ易い国の一つとして中国がリストアップされても、もう不思議ではありません。

中国料理は何といっても最高!

 日本人が中国文化に触れる一番のきっかけは、何といっても食文化につきます。国家経済の発展と共に人民の懐も潤ってきたのでしょう。中国ではどの町でも、日本では考えられないような巨大なレストランが多数存在し、その多くが常時満席という活況ぶりです。これらの大型レストランの殆どは、いわゆる大食堂的な大部屋と、8人から12人程が一緒に食事できる個室から成り立っています。個室は通常、ミニマムチャージがあるだけで、食事や飲み物をふんだんにオーダーすれば誰でも利用できます。
 筆者が大好きなレストランは広州市から車で30分程行った番禺(バンユー)という中堅都市にある動物園内のチャイムロングホテル。このホテルはロナウド、ロナウジーニョ等のブラジル代表サッカーチームが泊まったホテルとしても知られています。とにかく、料理が美味しい!北京ダックをオーダーすれば、目の前でシェフが見事にダックを丸ごと1羽さばき、アシスタントがそれを皿に盛り付けて、気をきかせながら配膳してくれます。その他、飲茶料理や、野菜の炒め物、魚のスチーム焼き、海老の刺身など、日本人好みの味が勢ぞろいです。また、辛い料理が好きな人には四川料理がお勧めです。ある時、接待を受けて「辛い料理はだいじょうですか?」と聞かれ、激辛カレーにも通じている筆者が承諾したところ、真っ赤な唐辛子を野菜と一緒にぐつぐつと煮込んだ、ドロドロの激辛煮込みスープを飲むことになってしまいました。かつてこんな辛いものは食べたことがない、というような辛さで、汗だくになってヒーヒーと嘆きながらも、だんだんとその美味しさにはまってしまいました。
 一つ、中国で気をつけなければならないのは、食べている食材が安全かどうかです。野菜の大半は汚染されている可能性があり、また魚や海老も、汚染された河川で水揚げされたり養殖されていることが考えられ、人体にどういう悪影響を及ぼすかわかりません。それ故、中国で食事をする際は、何はともあれ余計にお金を払ってでも、まともなレストラン、ホテルで食することが鉄則と言えるでしょう。

KTVカラオケが中国娯楽の筆頭

 食事の後は娯楽です。中国の方々はナイトライフをどう過ごすのでしょうか。国が広いだけに繁華街もまばらです。無論、地域差もありますし、経済格差によって娯楽の形態も異なるようです。新興都市では一般的にKTVと呼ばれるカラオケパブが圧倒的な娯楽の中心となっています。KTVは報道されたように、確かに売春の温床となっているようですが、ここではその存在を是認している訳ではありません。あくまで現地において、中国の方たちが自らの楽しみとして、積極的にKTVを活用しているという事実に着目しています。
 カラオケはもともと日本の専売特許であり、日本から中国に輸出された技術です。そのカラオケパブ、喫茶が、どの町にも存在するほど、中国各地に普及しています。カラオケで歌われる曲は、中国の歌謡曲を中心として、日本の歌謡曲や欧米のポピュラーソングが含まれます。特筆すべきはテレサ・テンの人気のすごさです。既に亡くなってから11年も立っており、台湾生まれながら日本で大スターとなったテレサ・テンですが、実は彼女の知名度は中国でも大変高く、日本で流行した歌は勿論、全て中国語に翻訳されており、誰もがそのメロディーを口ずさむほど人々の心にしっかりと根付いています。
 中国人民が、日本で流行した歌を口ずさみ、カラオケを通じて日本の歌謡文化に触れ、そしてテレサ・テンを同じ中国人として誇りに思っている姿を見るとき、不思議と日本と中国とは切っても切れない絆で結ばれているように思えます。カラオケを通じて、歌の世界で日本と中国が通じ合う、そんな現実があることを、何となく嬉しく思うこの頃です。

成田のルーツも中国にあるのか??

 成田山新勝寺は、国内屈指の参拝者を誇る著名なお寺です。この新勝寺のルーツは弘法大師空海です。この成田シティージャーナルの事務所がある不動ヶ岡という地名も、実はその名前の由来が空海にあり、参道とJR線が交差する角にある小さな参拝跡地には、空海がこの地に訪れた史実の詳細が記されています。
 弘法大師空海は遣唐使として中国にわたり、真言密教の基礎となる様々な宗教文化を大陸で吸収しただけでなく、帰国後、その延長線には、いろは歌づくりや、教育施設の創立、治水工事、そして日本語としてのカナ文字、平仮名の創作がありました。これらの経緯を踏まえれば、誰もがその恩恵を中国文化に感じない訳にはいきません。
 また成田には古墳時代終末期に作られた、国内でも最大級の大型方墳である岩屋古墳が風土記の丘に存在します。それに隣接する県立房総風土記の丘には古墳が110基以上も存在します。これらの古墳、及び出土された各種埴輪を見る限り、古代の住民は大陸から日本に移民してきた豪族に他ならないことがわかります。これらの埴輪は、朝鮮半島や中国で出土されたものと類似しており、成田のルーツに大陸文化が深く関わっていることには違いありません。それ故、中国にゆかりを覚えると同時に、知れば知るほど、中国の偉大さを感じないではいられません。

中国も日本もお互いを必要としている

 仮に日本から中国文化を取り去ってしまったら、一体どうなるのでしょうか?街中から中華料理やラーメン屋が消え去り、漢字が無くなって新聞や雑誌が平仮名と片仮名だけになってしまう…そしてユニクロが消滅し、Tシャツ1枚が2000円に逆戻り。その結果、物価が高騰。またホンダやSONYなどの日本企業は中国から撤退し、業績悪化懸念が広まるなど、恐らく日本国民の生活は混乱してしまうでしょう。
 中国にとっても同じことが言えます。今日の中国経済の発展は、日本からの経済協力と優れた技術力の提供によって成り立っている側面を否定できません。それ故、中国から日本を消し去れば、カラオケが無くなり、日本製の家電や自動車、コンピューターゲームも無くなるだけでなく、その他の日本の高い技術力を誇る各種パーツや商品が事実上、市場から消滅することになります。また食生活ではレストランから中国人が大好きな刺身とわさびが消え去ってしまいます。特に最近、中国の若者の間では「ドラえもん」や「ドラゴンボール」「NANA」など、日本の漫画やアニメ、コスプレが流行っており、日本ファンが急増しています。もし中国から日本の作品が無くなったら、これら若者文化も中国から消えてしまうことになるでしょう。
 日本も中国もそのルーツから、兄弟のような関係にあります。元は仲の良い兄弟だったからこそ、喧嘩も多くし、互いにいがみあってきた時期もありました。実の兄弟や親族でも、喧嘩の果てに裁判沙汰になることもありますから、国家同士が対立するのはむしろ当たり前として捉えられるべきです。
 結論はただ一つ。日本と中国は潜在的な仲間であり、互いに支え合うパートナーなのです。しかし歴史の不幸を背景に生じた大きな亀裂を完全に修復できないまま今日に至っています。だからこそ、声を大にして叫ぶべきです。日本も、中国も、お互いを必要としているのだと。

(文:中島尚彦)

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世界の片隅から

−国連職員の仕事−2回

 前回、国連の業務は、世界の平和と安全に関する仕事と世界の社会経済発展に関する仕事に大きく分けられると書きましたが、今回から、平和と安全に関する仕事の具体例としてコソボにおける国連の平和維持活動をとりあげ、国連職員としての私自身の経験を紹介します。

 コソボ紛争の背景について一言で書くことは不可能です。かつてヨーロッパの火薬庫とよばれたバルカン半島は、多くの民族が千年以上にわたって対立を続けてきた地域です。第二次世界大戦後、故チトー大統領の強い指導力の下に多民族が旧ユーゴスラビア連邦を作って平和共存を進めてきたのですが、1980年にチトーが死去し、冷戦が終焉するにつれて、連邦というたがが次第に緩み始め、最後には完全に外れてしまいました。その過程で積年の民族対立の記憶がよび起こされ、憎悪の炎が燃え盛っていったのです。セルビア系住民が大多数を占めているセルビア共和国の中で、コソボ自治州だけは人口の約9割をアルバニア系住民が占めています。セルビア系住民とアルバニア系住民は言葉も宗教も異なる民族です。アルバニア系住民は、自分たちの祖先は太古の昔からこの地に住んでいたのであり、コソボはわれわれの土地であるとして、独立を要求してきました。これに対してセルビア系住民は、コソボはもともと無人の土地であったところを自分たちの祖先が開拓し、中世セルビア文明を花開かせたが、1389年のコソボ平原の戦いでオスマントルコに敗れて撤退したのであって、本来セルビア系住民の土地であるといって譲りません。この民族対立を権力闘争に利用した当時のミロソビッチ大統領はアルバニア系住民の自治権を次第に奪い、それに反発したアルバニア系住民はコソボ解放軍を組織して反セルビアの武力闘争を開始しました。そこでミロソビッチは、セルビア人民兵をコソボに送り込み、アルバニア系住民を弾圧し、家屋を次々と焼き払い隣国に追放するという暴挙に出ました。これに対して英米を中心とする国際社会は、ミロソビッチの行為は人道に対する犯罪であるとして、1999年の3月から6月にかけて、NATO軍が中心となってコソボを含むセルビア共和国への空爆を実施しました。これがいまだに論議の的となっている「人道的介入」です。つまり、一般市民を守るためには、人道的な理由で他国に対して武力を行使することも許されるという考え方です。コソボ空爆の当否はおいておくとして、結果として今度はセルビア民兵のみならず、セルビア系住民のほとんどがコソボから出て行くことになりました。そして空爆が終わった直後から、難民として隣国に逃れていたアルバニア系住民が焦土と化したコソボに帰還し始めました。当時のコソボでは、ほとんどの住宅が焼かれ、道路や橋、水道設備、発電所、工場なども破壊されていました。さらに、行政を牛耳っていたセルビア系住民がほとんど出て行ったため、コソボ全土の行政はまったく機能していませんでした。こうした状況下にあって、コソボを政治経済社会文化のあらゆる面において再建することを国際社会から委託されたのが国連でした。これが国際連合によるコソボの暫定統治であり、このために作られた組織が国連コソボ暫定統治機構(UNMIK)です。
 1999年8月、私はまだ戦火のくすぶるにコソボに赴任し、スケンデライ・セルビッツァ市の市長に任命されました

(文:井上健)

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成田グルメNAVI 第16回

アットホームなレストランのいちおし!『プチ・セゾン』

 ドンキホーテの真向かいにあるプチ・セゾンは、洋食の大穴場だ。名前の通り20席程度の、夫婦で経営している小さいレストランだが、テーブルは広く、とても落ち着く。何よりもママさんの笑顔と接待がすばらしい。それだけでも食事が美味しくなるはずだ。ランチはサラダ、ライス、ドリンク付きのAB2種類が950円と、サーロインステーキセットが1350円。ステーキはオプションでピリ辛ネギ添えにもなる。更に今週のシェフのお勧めランチが、すずき&ほたて添え粒マスタードクリースソースと、仔牛肉のステーキ生ハム&チーズのせヴェルモットソースの2種類。これだけ揃えば一流レストランも顔負けだろう。今回はピリ辛ネギをのせたステーキを試しにゲット。ぱっと見150gは楽にあるステーキに辛味のタレで和えたネギが上にのり、ポテトとブロッコリが添えられている。肉はオーストラリア産だろうか、やや固めだが、味は決して悪くない。ボリュームがあるだけに満足度は高い。甘党の方には食後、手作りデザートはいかがだろうか。6種類の自家製デザートはランチと一緒ならば全て10%引きだ。ゆったりと食事を楽しみながら話も弾む、そんなアットホームな雰囲気のお勧め店だ。

『プチ・セゾン』  成田市飯仲14-3-103 TEL 0476-24-4655

(文:中島尚彦

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日本とユダヤのハーモニー
囃子詞に秘められた謎
第11章 『大魚唄い込み』にちりばめられたヘブライ語の思い
〜日本語の謎をヘブライ語で解き明かす!

 函館港を題材として作曲され、民謡大会でも開幕の唄として頻繁に用いられている『出船音頭』では、「エッサ、エッサ」、「ホーイサ」という誰もが聞き慣れた囃子詞が唄われます。ヘブライ語には(イェシャ)という「救い」を意味する言葉があります。この言葉をルーツとして、今日でもヨシュア、イエス、イサ等の人名が世界各国で使われ、名前そのものが「救い」、「救世主」を意味します。特に「イサ」はイスラム圏を中心として、イエスキリストの呼び名として用いられていることは注目に値します。その「イサ」、または「イッサ」が多少訛って「エッサ」になったのではないでしょうか。そして「ホーイサ」の「ホー」は、「栄光」を意味する(ホード)というヘブライ語でしょう。実際の発音では「ホー」と聞こえるため、2つの言葉を合わせて「ホーイサ」となります。つまり「ホーイサ」は「栄光イエスにあれ!」という信仰の叫び声だったのです。

 さて、宮城県民謡の『大漁唄い込み』では、お馴染みの「エンヤー・ドット」という掛け声で唄が盛り上がります。これは皆で一緒に舟をこぐ場面で、互いに意気揚々と力を込めるような時に唄われる囃子詞です。「エンヤー」は既に解説したとおり、ヘブライ語で「神の泉」を意味しています。その語尾に「ドット」がつくのですが、この言葉の発音は掛け声としては不自然な響きがあり、何の理由もなく自然と形成された語尾とは考えにくいため、当初から意味のある言葉を語尾に付け足したと想定する方が自然です。するとヘブライ語で「愛されている者」を意味する(ドッド)という言葉が浮上し、これが語尾になったと推測すれば、「エンヤー・ドット」は「愛されている者よ、神の泉だ!」という歓喜に溢れた感嘆詞になります。神が与えてくださった海や川、湖等の恵みの水に民衆が預かった時に、きっと感謝の意を込めて叫ぶ言葉として用いられたのでしょう。自らが神様から愛されている選民だ、という信仰告白の想いが秘められている、貴重な囃子詞の一つです。

 『大漁唄い込み』には、他にもサーヨー、トーエー、アレワエー、ヨーイトナー等の囃子詞が含まれています。「サーヨー」は「知る」という意味で用いられる(サアー)に、神を意味する「ヤー」が、語尾として「ヨー」と発音されるようになり、合わせて「神を知れ!」「神と交われ!」という意味を持つ言葉になった可能性があります。次に「トーエー」は、ヘブライ語の(トーヘイ)という「清められた」、「一掃した」の意味を持つ言葉そのものです。「大漁唄い込み」の歌詞では「寺もない、トーエー」と続くため、言葉の意味合いもぴったりです。また「アレワレー」は、「ヘブライ人の神」を意味します。ヘブライ語で神を意味する言葉は複数ありますが、特に(エレ)、または(エル)は神を意味する頭文字として頻繁に使われています。またヘブライ人は(イヴレー)と呼ばれ、「イワレー」という発音に聞こえます。この2つの言葉を合わせると、「エレ・イワレー」となり、それが「アレワレー」という「ヘブライ人の神」を意味する囃子詞になったと考えられます。そして「ヨーイトナー」は「ヨー」が神を意味し、それに(イトナー)という「定める」という意味の言葉が付け加えられ、「神の定め」、「神のご計画」という意味を持つようになったのです。

(文:中島尚彦)

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かもねぎの
COME ON MUSIC ! ! 57
 タノシイウツワ・コンサート開催

 今回は久しぶりに音楽イベントの告知です。来る11月26日(日)、上野公園水上野外音楽堂にてタノシイウツワvol.5というコンサートを開催します。今回で5回目のこのイベントは、「タタカウウツワを捨てて、タノシイウツワで歌おう」をスローガンとした、音楽で世界平和を訴えるミュージシャンの集まりで、以前報告したチェチェン戦争による難民の子供達への支援を目的としたものです。過去には募ったおもちゃや洋服などを避難先のアゼルバイジャンまで送ったり届けたりしました。今回はおもちゃや洋服を募る代わりに、今世界でおきていることにそれぞれが目を向け、日本にいる僕たちに何ができるかを考えたいと思います。今年の2月にアゼルバイジャンで出会った戦争難民の子供達の、屈託のない笑顔はとても印象的でした。反面、ヘリコプターの音に異常に怯えるなど、僕らの日常では何でもないことが、爆撃を連想させてトラウマになっているようでした。戦争をしないことが即、平和に結びつくかというと、必ずしもそうだとは思いません。また、戦争だけでも莫大な量のテーマ、課題があります。このコンサートで明確な答えを出すことはできませんが、少しでも平和について考えるきっかけになればいいと思います。出演者はタノシイウツワの会が自信を持ってお薦めするミュージシャンばかり、見ごたえ十分のコンサートです。今回の会場、上野水上野外音楽堂は不忍池のほとり、上野動物園のすぐ近く。ご家族連れでもきっと楽しめると思います。是非お誘い合わせの上、ご来場ください。
(タノシイウツワの会 主催 加茂尚広)

タノシイウツワ vol.5 入場無料
●11月26日(日)●上野水上公園 野外音楽堂●AM11:00〜PM19:30
出演予定者
KING JOE/さばいばるいとう/hiro with nana /EARLY SUMMER BLUES BAND /SALTYヒロシ
ART ELEPHANT /加藤健二郎/BOUNCE JACK /HEAVEN'S BLOW /LST(from 愛知)
新 隼人 /ROCKI'N BLUE/STORM/東京ハミングバード/COLOGNE/カルロス

ギタリスト加茂尚弘
連絡先 0476-24-6777(ネットハウス)

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未病を治す 横山瑞生
第25


 中国(伝統)医学には、診断や治療法にも一定の理念・哲学・思想で貫かれています。数詞である1・2・3、第一・第二・第三、一個…など、方角や天・地、内・外といった事象も陰陽・五行説の規定が為されています。
 例えば、一は北方、二は南方、三は東方、四は西方、そして五は中央。生物は動物と植物の二種類に分別されます。北方で生命を受け、東方で生育し、南方で成長し、西で消失(死)するという思想付けがなされています。
 一は水性、二は火性、三は木性、四は金(石)、五は土。これは五行説の配当です。従って五の土は、四で死にやがて死骸は土に帰るということになります。
 筆者は今までに、著名な涅槃図を何点か美術展などで参観する機会がありました。釈迦が娑羅双樹の下で入滅する時の様子を描いた絵です。頭を北方に向け、右脇を下にし、顔を西方に向けて臥し、周囲にその弟子や菩薩、その他、人や象・虎などの悲痛な姿が写し出されています。
 日本に中国医学を移入したのは、中国留学僧達でした。この頃は既に現代に生きている中国医学の原形が完成されていました。すなわち、前章で述べた「“生”をどう生きるか、生かされるか」といった仏教思想が中国医学の中に混入し、しかも整然と淘汰されているのです。
 春や秋の彼岸、夏の盂蘭盆は祖霊を死後の苦しみの世界から救済するための此岸(現世)に住む者の仏事です。
 しかばねの頭を北方に安置すること、前段の彼岸やお盆の墓参の際、木碑や石碑に水を注ぎ、灯火を点じて拝礼する、神棚や仏壇に供物として水と火(灯火)を捧げるのも実は、輪廻転生を願う、人の行動・行為なのです。
 市井とは水のある所に人が集まるという意味です。水なくして命を育むことは不可能です。火もまた同根です。陰陽説の一つです。
 水は冷たい。水は北方に配当されています。冬になると冷え性の人は苦痛です。根菜類を食べると、体が温まることはよく知らされています。巻繊汁は中国の禅僧が我国に伝えた料理の一つ。大根、牛蒡、人参、椎茸など根菜を油と共にすまし汁にしたものです。冬の食膳としたことは、生活の知恵といえましょう。
 このように、中国を中心とし、その後、東洋には自然と共存する英知を発見し、今に生きているのでしょう。
 次号につづけます。

PROFILE
横山 瑞生
(よこやま ずいしょう)
1939年
茨城県常陸大宮市に生れる。
1964年
東京高等鍼灸学校卒業、在学中から大塚敬節氏に師事し漢方を学ぶ、後小川晴通氏に師事し鍼灸を学ぶ。
1971年
中国医学研究協会設立に参画。
1973年
中華医学会の招聘で訪中、鍼麻酔、耳鍼療法学など我国に最初に紹介した1人。現在、日本東洋医学会会員、日中医療普及協会会長、新宿鍼灸師会会長、日本ホリスティック医学協会常任理事、一本堂鍼灸療院院長などの傍ら国内外の後進の指導に当たる。
著訳書
『カラー版鍼灸解剖図』『最新中医針灸穴位掛図』『針灸経穴辞典』『針灸寄穴辞典』『アレルギーはツボで治る』『耳針療法掛図』ほか多数。

連絡先
東京都新宿区本塩町10 四谷エースビル101
一本堂横山鍼灸療院  電話 03(3359)6693

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くらしを考える 第30回

…地上デジタルテレビ放送開始に思うこと…説明会に参加して

 現在のアナログテレビ放送は、2011年7月24日に完全終了となります。その後は地上デジタル放送に全面切換えられ、ハイビジョンによる高精細な画像をはじめ、今までに無い高度で多彩なサービスが開始されます。デジタル化の大きな目的のひとつに電波の有効活用があります。「電波は無限」ではなく、日本の現状はもはや少しの隙間も無いほど過密に使われていて、今のままではチャンネルが足りないのだそうです。平成13年の電波法改正により、アナログ放送の使用期限が規定されました。それまでに私たちも受け入れ態勢を整えねばなりません。しかしそれにはお金がかかります。地上デジタル放送を見るには次の3つの方法があります。@テレビを買い換える(20万円〜30万円)A現在のアナログテレビをそのまま使う−デジタルチューナーを買い足す(機種によっては使えない場合もある・6万円〜8万円)Bケーブルテレビで視聴する−専用のセットトップボックスを使用する(月々使用料がかかる) 世界の潮流であるデジタル化へと、世の中は着実に進んでいると実感する反面、釈然としない思いもあります。いくら国策とはいえ、壊れてもいないテレビがある日を境に廃棄物と化し、高額なテレビに買い換えねばならないのは「もったいない」の極地ではないか?膨大な量の廃棄テレビの処分は?国策によって得をするのはテレビのメーカー・販売業者ではなかろうか?等と考えてしまいます。国策であるなら、古いテレビのリサイクル料は無料にする、独居の高齢者には購入費を半額補助する(今のテレビで充分というお年寄りもかなり多い)、テレビ販売業者の利益の一部を福祉に寄付してもらう等検討する余地はあると思います。

※長い間ご愛読ありがとうございます。今回で終了させていただきます。


消費生活コンサルタント 桐原照子