成田シティージャーナル===============
H18年06月15日発行 第56 毎月15日発行 購読無料
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成田の将来と日本の未来を見据えて撃つ!
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最先端オピニオン紙

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発行部数:181,000部
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空の旅の将来を見据える!
極上のサービスを提供する世界のトレンドから取り残される日本勢

 成田シティージャーナル23号でJALの記事を執筆した際に、「庶民の気持ちも知らずに何を贅沢言っている!」というような辛口の意見を頂きました。しかし今回、あえて航空会社の今後の在り方について再度、筆をとることにしたのは理由があります。世界各国の航空会社が提供しているサービスは、ここ最近著しく向上してきました。それらグレードの高いサービスの実態を消費者が理解し、より質の高いサービスを航空会社に求めていかない限り、受け身になりがちな日系航空業界の体質からして、改善を期待できそうにないからです。世界のトレンドから取り残されない為にも、まず現実を見極めてみましょう。

極上のラウンジがフランクフルトに登場!

 空港での待ち時間を有意義に過ごすために、近年ラウンジの重要性が再認識されています。ごく一般的には国際線でビジネス、またはファーストクラスに搭乗すれば、無料でその航空会社のラウンジが使用できますが、最近ではクレジットカード等を所有していれば使えるラウンジも増えてきています。
 つい先日、マイル利用の無料航空券を使ってルフトハンザ航空のファーストクラスでドイツへ旅した際に、フランクフルト空港で極上のラウンジを発見しました。世界一とも言えるルフトハンザ航空のファーストクラス専用ラウンジとは如何なるものでしょうか。まず、地元の利を生かして、通常の旅客ターミナルとは全く別の場所にファーストクラス専用のターミナルを構築したことは秀逸です。小ぶりながらも高級ホテルのような立派な造りの玄関を通ると広い空間が目の前に広がり、すぐにコンシェルジェがエスコートしてくれます。このラウンジのシステムは、出発の直前まで自由にくつろぎ、時間になると、担当のコンシェルジェが呼びにきてくれるというものです。
 さて、ラウンジそのものも極上と呼ばれるにふさわしい最高の出来栄えです。レストランではステーキディナーを始めとして、食べたいものを自由にオーダーでき、すぐそばには大型のバーカウンターもあり、その雰囲気は一流レストランと比較しても何ら遜色はありません。また会議室のほか、6畳ほどの寝室もあり、ベッドでゆっくりと仮眠もできます。くつろげるソファーや、デスクワークをするための書斎スペースもあり、館内は全部無線LANが通っているため、ワイアレスでインターネットも自由に使えます。
 圧巻は飛行機までの案内です。迎えにきたコンシェルジェにエレベーターで下の階までエスコートして頂き、ファーストクラス専用の出国カウンターで手続きを済ませます。公務員の方が常駐している為、無論、待ち時間はゼロです。その後、建物の外に案内されると、そこには黒色のベンツが並んでいました。期待が膨らむ中、案の定、ドライバーの方がさっとドアを開けてくださり、自分の為のハイヤーであることがわかりました。驚くことに、運転手は空港内を自由に出入りできるIDカードを持っており、滑走路そばの搭乗ゲートの真下までベンツで向かうのです。車から降りた後は再度エスコートされて、後は飛行機に乗るだけです。殆ど歩くことなく飛行機に乗れる、正に究極のサービスと言えます。

ビジネスクラスでも極上のサービスを期待!

 一旦機内に搭乗すれば、何と言っても座席シートの座り心地と美味しい機内食が快適な飛行機の旅に不可欠となります。近年、航空業界のお手本となっているのが、シンガポール航空(SQ)とキャセイパシフィック航空です。SQの成田−ロスアンジェルス間、ビジネスクラスを例にするならば、ディスカウント航空券を使って20万円台で往復することができる大変お得な価格でありながら、寝る時には電動スイッチひとつで前の座席の下にもぐりこむように平らなベッドになるフラットシートでくつろげるのです。また座席前の大型テレビスクリーンは大変見やすく、空の旅を楽しませてくれます。そしてワゴンサービス付の食事があり、エコノミークラス定番のワントレイ・サービスとは違って、オードブル(前菜)、サラダ、メインコース、デザートと、分けて出てくるので、暖かいフレッシュな料理を楽しみながら、ゆっくりと食事ができます。
 成田から香港に向けて飛んでいるキャセイパシフィック航空のビジネスクラスでも、大変豪華な食事が出ることで有名です。当然ながらドリンクは各種取り揃えており、ワインとシャンペンはワゴンサービスで、フルボトルから注がれます。ドリンクサービスの後、客室乗務員がサラダとサーモンのたたき、蟹肉入り蕎麦が載ったトレーを運んできます。また、バスケットに入っているガーリックトーストとフランスパンの中から、食べたいパンを好きなだけ選べます。前菜を食べ終わると、次はメインディッシュが出てきます。スズキの蒸し煮か、牛ヒレのステーキ、またはチキンとカリンの中国酒蒸しから選びますが、どれも温野菜が添えられています。メインの後は、ワゴンサービスで各種チーズを、きちんとした木製のプレートに美しく並べられた中からお好みで選べます。その後、フルーツが出され、最後にハーゲンダッツのアイスクリーム、そして紅茶かコーヒーとなります。このようなフルコースのディナーがビジネスクラスの常識です。

顧客サービスの向上に努める航空会社

 空の旅を楽しむために、航空会社がしのぎを削ってサービスの改善に努めている姿を、ここ数年見てきました。例えば電源を供給するコンセントの確保と、機内でインターネットを常時接続するためのワイアレスサービスの提供です。今や、空の上でもメールを送受信したり、ホームページを閲覧することは当たり前のこととなりつつあります。また食器のグレードも上がってきており、安物の薄いプラスチック製の皿は高級感を著しく損うため、敬遠されています。また一時、テロ事件の関係もあってナイフはプラスチック製のものに変わった時期がありましたが、今では大半の航空会社がステンレス製のナイフに戻して高級感をアピールしています。
 携帯電話についても、計測機器の支障になる恐れがあるということで、機内での使用が堅く禁じられていますが、厳密には航空会社によって昨今改正された航空法の解釈とルールがまちまちであり、特に外資系の航空会社では、離陸の準備ができるまでは機内の中でも携帯電話の使用を認めているのがごく一般的です。飛行機が動くまでは運航していないという解釈を基に、顧客の利便性を優先させているのでしょう。最近のアメリカなど、一旦着陸すれば例え滑走路を走っていても「携帯電話はご使用になれます」と機内アナウンスを行う例もあるほどです。どんなルールでも、顧客ニーズや実社会の現実を踏まえた上で、臨機応変に対応していかなければ、サービスの向上につながりません。

大好きなJALだからこそ苦言を申す!

 顧客サービスをないがしろにしては、航空会社の将来はありません。JALを例にとるならば、ビジネスクラスのミールサービスでも、一括で出してしまうワントレイサービスを、何のためらいもなく各アジア路線で強行する程、今や他社のエコノミーと変わらないレベルまで落ち込んでしまったようです。成田−香港線がその最たる例で、洋食をオーダーすると、パンのお皿がない上に、パンを置くスペースさえない小さなトレイですので、いたる所にパンを置かれてしまいます。ある時はデザートの横に、ある時はトレイの片隅に直に置かれるなど、常識では考えられません。この件については再三、客室乗務員の方にクレームをいれていますが、香港路線は時間が短いから仕方がないとのことです。しかし成田から香港までの就航時間は4時間35分もありますので、前述したキャセイパシフィックの例からもわかる通り、時間の余裕はたっぷりあります。事実、JAL便ではフライト時間の前半で食事が全て片付いてしまうため、客室乗務員にとって後半はかなり手が空いてしまうことを幾度となく目にしています。2時間半の就航時間しかない成田―ソウル間でさえ、他の航空会社ではワゴンサービスを含むステーキディナーを提供していたこともあった程です。コストダウンを実現するために、旅客が犠牲になることを承知の上で、客室乗務員の数を減らしてまでサービスのレベルを落とす手段にうって出たのは明らかです。
 また中国路線ではJASを買収した後もJALのサービスは何ら向上が見られません。特にビジネスクラスのシートピッチ(前後の間隔)が問題です。他の航空会社のビジネスクラスでは今や、150−175cm程度のシートピッチが標準となってきています。そうしないと、前の席の背もたれが倒れるだけで、窓際の乗客が通路に出られなくなってしまうのです。ところがJALの中国路線は115−125cmという狭さのままです。いくら乗客を詰め込むといっても、共同運航便の中国南方航空でさえ、時折スリークラスのボーイング機を飛ばし、ずっと快適なシートピッチを提供しています。
 ラウンジをとって見ても、JALは単に静かで高級感があるということだけがとりえのようです。食べ物も簡単なスナック程度しか置いておらず、インターネット関連の設備も遅れをとっています。香港のキャセイパシフィック航空のラウンジでさえも、ルフトハンザ航空のように美味しいレストランが在ります。このように、多種多様のライフスタイル、旅客のニーズに対応できる様々な施設と、旅人をもてなすレストランを含む、行き届いたサービスを提供しない限り、JALは海外勢との競争に勝つことができないでしょう。
 航空業界の世界的トレンドとしては、無論、コスト競争力については大変シビアな考えを持ちつつも、顧客サービスはむしろ、存分にコストをかけて向上させる方向に動いています。旅客のニーズを無視した形で、コストダウンのつけを消費者に回し、サービスを低下させることは時代錯誤も甚だしいといえます。それをJAL経営陣が理解し、初心に戻って顧客重視の姿勢を貫きながらも、企業自ら構造改革を通してスリム化を徹するまでは、JALの低迷は続かざるを得ないでしょう。JALが世界のJALとして、その極上のサービス故に名声を再び世界に轟かすようになることを願ってやみません。

 

(文:中島尚彦)

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世界の片隅から

−私のカメレオン−3


 ひょんなことから、ジュネーブでカメレオンのファーティマを飼うことになった話の続きです。生きた餌しか食べないというファーティマのために、とにかくまずはコオロギかバッタを捕まえに行かなければならないと考え、ジュネーブの町外れにあるジュラ山脈のふもとの原っぱまで出かけていきました。幸い季節は夏の終わりごろでしたので、一面の草むらの中ではバッタが飛び回っていました。とはいえ、バッタを捕るなど子供のころ以来です。しかも初日は手ぶらで行ったため、スーパーのレジ袋一枚で飛び回るバッタを追い掛け回すはめになり、1時間以上もがんばって捕れたのは5匹くらいでした。汗だくになって家に戻ると早速、ファーティマにあげました。最初のうちはファーティマを木の小箱に入れていたのですが、もっとよく観察できるように虫の飼育用のプラスティックのケースを買ってきて、そこにファーティマとバッタを一緒に入れました。ケースの中にはファーティマの止まり木も入れました。さて、じっくり観察です。止まり木に掴まったファーティマは、左右の目を別方向にぐるぐる回しながらケースの中を眺めます。やがて片隅にバッタがじっとしていることを発見すると、今度は両目で見つめて間合いを計ります。そして狙いをつけるかのように頭をやや持ち上げます。と、そのとたんに口の中から長い長い舌が飛び出してきて、瞬く間にバッタを絡めとり、あっと思った時には、もうバッタの足だけがファーティマの口の端から見えていました。あの、のろのろとした日ごろの動作からは想像もできないすばやさです。また、話には聞いていたものの、カメレオンの舌の長さには仰天しました。ゆうに自分の体長くらいの長さがあるのです。場合によっては、体長の1.5倍の長さにまで達するようです。考えても見てください、舌の長さが150センチから2メートルもある人間がいたらどうでしょう。轆轤首ならぬ轆轤舌のおばけでしょう。まったくあんなに長い舌がどうやって口の中に巻き込まれているのか不思議です。伸び縮みするときは、ちょうどお祭りの夜店で売っているまきとりの紙笛が伸びたり縮んだりするのとそっくりです。

  それにしても、自分との体重比でもかなりの重さがあるバッタを一瞬のうちに捕捉し、口の中まで巻き込みながら運び込むすばやさは、何度見ても驚きです。それに、あんなぐるぐる巻きにして口の中に放り込んだバッタを口の中でどうやって解いているのでしょうか。おそらく解いたりせずに噛み切ってばらばらにしているのでしょうが、まったく驚異です。

  ところで、カメレオンといえば、体の色を変えることで有名ですが、ファーティマは砂漠育ちのせいでしょうか、茶色をしていました。日によって時間によって、その色が濃くなったり薄くなったり、あるいは黄色っぽくなったり緑っぽくなったりと変化しました。でもそれ以上には、変色したり発色したりしませんでした。ケースに色紙を入れたりして、いろいろ実験をしたのですが、だめでした。イメージとしてカメレオンは、どんなものの色にでもすぐに変色して背景に溶け込んでしまうと思っていたので、ちょっと残念でした。実際、ブリタニカ百科事典をみると「カメレオンが背景にあわせて色を変えるというのは、広く世間に流布されている誤解である」と書いてあります。ただ種類によっては、本当に鮮やかな赤や緑を発色するカメレオンもいるようです。

(文:井上健)

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成田グルメNAVI 第11回

アットホームなイタリアンはここだ
『ポモドーロ』

 公津の杜駅近くにポモドーロという小さなイタリアンのレストランがある。通りに面しながらも駐車場が前面にあるため一見分かりづらいが、成田界隈では老舗の一軒で、創業既に10年を超えているとのこと。店内は狭いなりに、ご夫婦が2人でやりくりしながら、アットホームな雰囲気を演出している。驚くことに、平日の水曜、2時過ぎにも関わらずほぼ満席なのは、きっとマダムの愛想良いトークと印象深い笑顔が人気の秘訣に違いない。本日のランチはサラダ、コーヒー付で5種類から選べる。ボロネーズというトマトペーストのスパゲッティをオーダー。オーナーシェフが年配だけあって、一昔前によく食べていたオーソドックスな味が売りのようだ。またサラダのドレッシングも業務用を思わせるような甘い定番の味で、トマトペーストやマッシュルームも店で煮込むというより缶から出した感じがする。今風のさっぱりした味と旬な具材に慣れてしまった食通にはもの足りないかもしれないが、食事を楽しみ、マダムとおしゃべりし、食後はのんびりと時間をつぶすことができるアットホームなレストランとして、その存在価値は大きい。

総合評価:★★★☆☆

『ポモドーロ』 成田市公津の杜3-37-3  TEL0476-29-2555

(文:中島尚彦

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日本とユダヤのハーモニー
囃子詞に秘められた謎
第6章 秋田音頭に響き渡るヘブライ語の掛け声!
〜日本語の謎をヘブライ語で解き明かす!


 日本民謡に含まれている意味の不可解な囃子詞の多くは、ヘブライ語にそのルーツがあることを解説してきました。これらの囃子詞をヘブライ語で意味を辿っていくと、中には日本語の歌詞の流れに従って、それと同じテーマの囃子詞がヘブライ語で綴られている例が少なくありません。しかし実際には囃子詞の多くに「ヤ」という神を意味する言葉や、既に解説をしてきた「どっこいしょ」「よいしょ」等、宗教色が濃いヘブライ語が含まれていることから、囃子詞の背景には日本建国の神を祭ることに関連したテーマが見え隠れしています。

 民謡の宝庫とも言える秋田県でも、ヘブライ語が短くて覚えやすい印象的なフレーズに纏め上げられ、独特なイントネーションを持つメロディーとなった事例を見出すことができます。例えば著名な秋田音頭では、「キタカサッサ」というフレーズが連呼されますが、この意味はヘブライ語なくては解明できません。「キタ」はヘブライ語で輪になって取囲むことを意味する(カター)が語源です。この言葉には「心して待ちながら、期待する」というニュアンスが含まれている為、取囲んで捕まえる、という意味よりもむしろ、皆で輪になって待ち望むという意味合いで使われます。またヘブライ語では一緒になるという意味の(サカ)という動詞の名詞形で、「群集」を意味する(サカ)という言葉があります。これら2つの言葉が合わさって当初「キタサカ」と発音されていたところ、長い間歌われている内に「サ」が省略されて、最終的に「キタカ」になったと考えられます。そして「サッサ」は既に解説したように「喜ぶ」という意味です。すると「キタカサッサ」は、「皆が輪になって、待ち望み、喜ぶ」ということになります。それ故、皆で輪になって踊り、神の訪れを待ち望み、祝福を願う時に歌い叫ぶには、正にうってつけの囃子詞であったと言えるでしょう。

 この秋田音頭は江戸時代初期から既に盆踊で唄われており、元来「御国音頭」とも呼ばれていました。この音頭が著名な理由は、「ヤートセー」という印象的な出足のメロディーと、それに続く地口と掛け声の連立、そしてその文句の面白さにあるようです。あまり意味の無いような歌詞で唄われていながらも、多くの人に愛されてきた実績があるだけに、他の民謡とは一線を画しています。

 そこで秋田音頭のトレードマークともいえる「ヤートセー」にも注目してみました。ヤートセーの「ヤ」は勿論、神を意味するヤーウェーの「ヤ」です。では「トセー」の意味はどうでしょうか。「ひとつとせ」という誰もが良く知っている童歌がありますが、替え歌にも頻繁に使われているこの唄では、数字を数える度に「とせ」という言葉が繰り返し登場します。「トセー」と良く似た発音を持つヘブライ語に(トツィー)という言葉があり、「取り出す」「持ち帰る」を意味します。すると「ひとつとせ」は、「ひとつ取ろう、持ち帰ろう!」という遊びの言葉として理解できます。同様に「ヤートセー」は直訳で「神を取り出す」、すなわち、「神を招き出す」「呼び出す」という意味になります。秋田音頭で唄われる「ヤートセー」とは、お祭りの際に、その場に神様が訪れることを期待する民衆の、招きと祈りの詞だったのです。

(文:中島尚彦)

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かもねぎの
COME ON MUSIC ! ! 52

街中がステージになる!!高槻ジャズストリートライブ

 ゴールデンウィークに大阪の高槻ジャズストリートフェスティバルに行ってきました。高速道路の18時間渋滞はちょっと疲れましたが、たどり着いた高槻ジャズフェスは、コンコース、噴水前広場、高架下からギャラリー、パブ、果ては市営バスの中までと、町全体がライブスペース。市営バス「ぱらだいす号」では名うてのミュージシャンがバスに揺られながら、ご機嫌なジャズやブルースを奏でていました。どこに行っても到る所でレベルが高い演奏が繰り広げられ、すっげー!!の連発です。さらにすごいのはお客様。若者はもちろんですが、主婦、おじいさん、お子さんまでもがステージ前に殺到し、熱い視線を投げかけながら心から音楽を楽しんでいるのです。これが本当の市民音楽祭だという力強さをまざまざと見せ付けられました。私は阪急高槻市駅コンコース内と噴水広場前で演奏しましたが、コンコースでは音を出した瞬間にあっという間に2百人以上集まり、階段にもびっしり座る盛況ぶり。老若男女問わず、踊ったり歌ったり。あるおじいさんはドラマーのところに行って「こんなかっこいいドラム聴いたん初めてや。」と涙を流されていました。夜の噴水前広場は出演バンドのレベルも高く、我々の出番時のステージ前はさらに人であふれていました。我々関東勢も大阪のバンドに負けることなく元気に演奏しましたよ!

 演奏する側だけでなくお客様のレベルも高い、本当に圧巻の市民音楽祭でした。成田でもこれに匹敵するような音楽イベントが出来ないすかね。

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未病を治す 横山瑞生
第20

自分の健康は自分で守る


 江戸幕府が崩壊し、新政府が成立したのが西暦1868年。我国は近代国家の体裁を早々に整える必要に迫られました。廃藩置県、地租改正などなどです。
 また政府は1876(明治9)年に医術開業試験の実施、7年後には、医術開業試験規則および医師免許規則を定めました。この試験科目は、すべて西洋医学に限られていました。これにより、漢方医学は医学・医療として法的には認められなくなったのです。この事は今日まで続いています。漢方医療の範疇に属する、漢方薬・鍼・灸療法などが、所定の手続を踏まないと健康保険が適用されないのも、こうした理由によるものです。
 戦争の時代は、西洋医学の薬品・機器など多量生産、多量消費が当然の成行きでした。戦後平和が続くうちに、漢方(戦後は東洋医学と呼称されるようになった)の再認識が進み、大衆の支持を受けて、年を経る毎に受療者が増えて来ました。

 漢方薬、按摩、鍼、そして灸という順序で、世間ではブームが来たと言われていました。ブームとはある時期に流行し、やがて廃れることだという意味があります。
 しかし、今はどうでしょう。ブームではなく、好いものは良い、と認められたからこそ、廃れるどころか、益々隆盛に向かっているのです。

 灸は熱いばかりか、火傷痕(やけどあと)をつくるので、現代人の多くは歓迎されません。痕を残さない隔物灸(間接灸)や輻射熱を応用した灸が最近はもてはやされています。輻射灸は、まだこの稿では説明していませんでした。輻射灸とはよもぎをタバコのように紙に巻き固め、これに火を点じ、ツボ上2〜3cmのところから炙(あぶ)るのです。発赤したら次のツボへ移す。という方法で温熱刺激を施します。
 鍼治療は針という道具を使うわけですから、素人には出来ません。が、灸治療は民衆の生活に深く浸透していて、今も広く用いられています。灸はお年寄りに用いられる一治療だと言われていますが、現在では若い女性に大変人氣があるのです。月経痛、月経不順、痔疾、不妊症、不感症、冷え症、低血圧症、不眠症といった疾病に大そう効果があることが知られているからです。

 私は一般向けに4〜5冊の本を世に出していますが、よく読者の方から実践の結果をメールや郵便でいただきます。著者冥利に尽きます。と言いたいところですが、実は先人の多くの体験とその集積、これが今日に伝承されたお陰なのです。古い伝承を発掘し、さらに発展されることが、今日に生きる私たちの責務ではないでしょうか。具体的な治療法は次号以下に譲りましょう。

PROFILE
横山 瑞生
(よこやま ずいしょう)
1939年
茨城県常陸大宮市に生れる。
1964年
東京高等鍼灸学校卒業、在学中から大塚敬節氏に師事し漢方を学ぶ、後小川晴通氏に師事し鍼灸を学ぶ。
1971年
中国医学研究協会設立に参画。
1973年
中華医学会の招聘で訪中、鍼麻酔、耳鍼療法学など我国に最初に紹介した1人。現在、日本東洋医学会会員、日中医療普及協会会長、新宿鍼灸師会会長、日本ホリスティック医学協会常任理事、一本堂鍼灸療院院長などの傍ら国内外の後進の指導に当たる。
著訳書
『カラー版鍼灸解剖図』『最新中医針灸穴位掛図』『針灸経穴辞典』『針灸寄穴辞典』『アレルギーはツボで治る』『耳針療法掛図』ほか多数。

連絡先
東京都新宿区本塩町10 四谷エースビル101
一本堂横山鍼灸療院  電話 03(3359)6693

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くらしを考える 第25回

…食品添加物の恐さ・その3…
-一括表示・表示免除の裏側-

 コンビニでおにぎりを選ぶとき、裏の表示を見ると「PH調整剤」「グリシン」「調味料(アミノ酸等)」とあれば、添加物は3種類かと普通は考えます。しかし実際は10種類近い添加物が使われています。食品衛生法では、同じ目的のために使われるのであれば「一括して表示してよい」と定められているのです。食品の変質・変色を防ぐ「PH調整剤」は、実は4〜5種類の添加物の集合体です。これらを全部表示すると添加物を大量に使っている印象を与えますが、一括表示で「PH調整剤」とすれば1種類しか使っていないように見えますので、添加物を取り扱う商社・加工食品業者にとって、食品衛生法は非常に便利で都合の良い法律なのです。又、「調味料(アミノ酸等)」も「等」をつければ何種類使われていても制限はないので、加工する側としては便利です。こうした問題のある「一括表示」のほかにも、次に示すような「表示免除」という例外ケースも認められています。@キャリーオーバー:原材料をそのまま使う場合(タレに使う醤油等)A加工助剤:加工工程で使用されるが、最終的に残っていなければ表示免除(パックサラダは殺菌剤プールで消毒しても製品になった時は残っていないので表示免除)Bバラ売り及び店内で製造、販売する物:包装していないもの・持ち帰り弁当・レストランのメニューCパッケージが小さい物:全て書くと中身が見えなくなるのでD栄養補助剤:栄養素を強化するもの。

 この表示免除こそが添加物のはびこる温床になっているのではないでしょうか?正しい食品表示は、私たち消費者の選択に必要な表示が充分に判りやすく提供されていなければならないと思います。わたしたちは選択に必要な適正表示を求めています。その意味で一括表示、表示免除制度は政府の再考を要する法律の一つと思います。

消費生活コンサルタント 桐原照子