成田シティージャーナル===============
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脳の病を未然に防ぐ健康対策
くも膜下出血に倒れた父の死を無駄にしないためにも

 1月21日、くも膜下出血に倒れた父が短い闘病生活を経て永眠した。企業家として第一線で様々な事業を手がけていただけに、突然の死が悔やまれる。規則正しい生活を送ることを心がけ、タバコも吸わず、お酒もさほど飲まず、毎年人間ドックに通いながら健康管理に大変気を使う人であった。それ故、男性の平均寿命である80歳台前半までは元気でいるであろうと家族の誰もが思っていただけに、突然の不幸に皆驚きを隠せなかった。
 父の健康管理に落とし穴が無かった訳ではない。まず偏食の癖が直らず、同じものをいつも食べる傾向にあった。外食と言えば、決まって焼肉か鉄板ステーキを食べたがり、それも霜降りのサーロインやカルビ系の脂がよくのった肉を好んで食べていた。脂っこい肉がコレステロールの影響で動脈硬化等を起こす原因となるのは明白だ。次の問題は仕事のし過ぎによるストレスだ。オーナー企業の創業者としてそのワンマン経営ぶりは目を見張るものがあり、昔から社員に対して頻繁に怒ることが多かった。怒鳴ることによって血圧が上がるだけでなく、ストレスの蓄積によって免疫力が低下し、肉体の老化が加速する要因となる。更に決定的だったのは、水を飲むことを嫌ったことだ。アンチエイジングの薦めでは、毎日2リッターの水を続けて飲むことが必須とされており、目安としては朝、昼、夕方、晩と500mlのペットボトルを1本ずつ、まめに飲むことになる。ところが単に水だけを飲むことに抵抗を感じる人は少なくなく、父も水を飲むことが好きではなかった。その結果、血液がどろどろ状態になりがちであったのではないかと思う。

くも膜下出血との戦い

 昨年末の12月28日、新潟県湯沢の温泉で休養を楽しんでいた父が、風呂から上がった直後に倒れた。その時は意識がすぐに戻った為、単に風呂でのぼせてしまったか、風邪でもひいてしまったのだろうということで、安静にしながら風邪薬を飲んでいたのである。その時、既に動脈瘤から出血していたとは誰も想像さえできなかった。そして微熱が続きながらも徐々に健康が回復してきたと思われた矢先の1月4日の夜、再度意識を失って倒れたのだ。今度は救急車で病院に担がれ、検査の結果、くも膜下出血という致死率の非常に高い重病を患っていたことが判明した。ちょうど額の真後ろにあたる脳の中心部で動脈瘤が破裂し、かなりの量で出血していたことが確認されたのである。
 最先端の医療技術による脳障害の分析は的確だ。まずCTスキャンで脳の中を輪切りにしたように解析し、出血の有無、場所、およその量を確認する。出血があった箇所は、そこが白く画像上に写るため、すぐに識別できる。次にMRAと呼ばれる脳血管撮影技術を駆使して脳内の血管の形状を画像化し、突起している動脈瘤の位置、大きさ、形状等を確認する。父の場合も典型的な動脈瘤のこぶがあることがすぐに確認された。そして一刻の猶予も許されなかったため、すぐに脳外科医による頭部の切開手術が行われ、クリッピングという手法で動脈瘤の再出血を防ぐことが試みられた。一応手術は成功し、その翌日は本人の意識もしっかりと戻り、2日目には自分で食事をとる程回復して家族の期待を膨らませた。ところがその直後から脳の攣縮(れんしゅく)による悪影響が始まり、突然言葉が話せなくなってしまった。いわゆる失言症である。CTスキャンで見ると脳の左側が肥大しており、言葉の機能が著しくダメージを受けてしまったのだ。ステロイド等の薬物療法で肥大を食い止める措置は取られたが、脳は一旦肥大すると中々元には戻れない。それから2日後、再度大量の出血が生じ、その時点では体の衰弱も激しかった為に再手術をすることもできず、あえてチューブを脳に差し込み、溜まっている血液を流す処置のみに終わった。
 この時点で医師からは「危篤」、「重篤」であるという説明が家族になされ、親族はすぐに見舞いにくるよう勧められた。医師の心配していた通り、その翌日、自らの心肺機能が停止して事実上、脳死状態に陥ったことが確認された。呼吸はレスピレーターを使った人口呼吸に切り替えられたが、2週間は持たないとのこと。いわゆる植物人間となってしまったのだが、父の体に触れてみればまだ暖かいし、レスピレーターのおかけで一応呼吸はしているので、大変複雑な心境になってしまう。人間としての尊厳を考えながら、奇跡の復活を願うことができる最後のチャンスであった。そして1月21日早朝、父は息を引き取った。享年75歳であった。

脳卒中という病気とは

 意外とよく知られていないのが脳の病気だ。昔からよく使われている言葉に脳卒中があるが、ここ最近では脳梗塞や脳出血という言葉もよく耳にする。簡単にまとめると、脳の血管障害で突然倒れる病気をまとめて脳卒中と呼び、その中に脳梗塞や脳出血、そしてくも膜下出血が含まれる。これらは血管が詰まったり、破裂したりする為に血液の流れが止まり、栄養が途絶えるために脳障害をおこす病気だ。以前は高血圧と栄養バランスの失調により脳出血の方が発症の確立は高かったが、ここ最近は食生活の変化に伴う高脂血症や糖尿病等の影響で血管が詰まりやすくなった為に、むしろ脳梗塞の方が多くなってきているようだ。
 脳梗塞とは、コレステロールの塊や動脈硬化、心臓血栓等が原因となって血管が詰まってしまう病気で、血液がドロドロの人が患いやすい重病であり、脳卒中の中でも死因の過半数を占める。また脳出血は、脳内の血管が高齢や不摂生によって細く、弱くなったため、破れて出血し、脳の中に血腫と呼ばれる血の固まりができる病気を指す。脳卒中のおよそ4分の1が脳内出血によるものである。そして危険度が最も高い病気として、くも膜下出血がある。致死率が4-5割とも言われ、突然昏睡状態に陥り、いびきをかきながらそのまま死んでしまうこともある。
 これらの病気に共通して言えることは、急に倒れること、致死率が高いこと、比較的軽い場合でも、半身不随やろれつが回らなくなる言語障害、意識障害を後遺症として伴うことが少なくないことである。それ故、脳の障害は長年の闘病生活を強いられることも多く、最も恐ろしい病気の一つであることに間違いない。

くも膜下出血の怖さ

 頭蓋骨の中にある脳は硬膜・くも膜・軟膜という3層の膜に覆われており、くも膜と軟膜の間に張り巡らされている動脈の弱い部分に動脈瘤というこぶが生じ、それが破れてくも膜下腔に出血して広がるのが「くも膜下出血」だ。40代から60代に発症しやすい病気であり、突然死の確立が大変高く、少なくとも2割の人は発病後、数時間以内に亡くなっている。くも膜下出血が発症した際、通常は頭蓋骨を開いて出血している動脈瘤の箇所をクリッピングという方法を用いて塞ぐ処置をとる。その他、カテーテルといって血管の内側から、らせん状のコイルを動脈瘤につめて出血を防ぐ方法もある。これらの手術は大変な危険を伴うだけでなく、例え成功したとしても、その直後から脳血管の攣縮という恐ろしい脳障害が立ちはだかる。出血した脳内の血は完全に除去することができない為、その古い血液が今度は害となって血管の壁を外側から圧迫して血液の流れを悪くし、脳梗塞や痙攣、不随等の問題を起こすのだ。脳血管攣縮の影響は手術後2週間続くと言われており、その間、患者からは目を離すことが出来ない。

くも膜下出血がおこる原因とは?

 くも膜下出血の原因となる動脈瘤は、何故発生し、どうして破れるのか、明確には解明されてはいないが、ごく一般的に高血圧や、喫煙、遺伝、ストレスが原因の一部ではないかと考えられている。厚生労働省の公表データによれば、例えばタバコを吸うだけでくも膜下の発症率が3倍にもなる。そこに複数の要素が重なって動脈壁が弱まり、更に拍動と高血圧が作用して徐々に血管壁が膨らみ、それが動脈瘤になる。それ故、高血圧は脳の天敵と言える。高血圧により常に張りつめた状態となった血管は、次第に柔軟性が失われて動脈硬化が進み、もろくなった血管に急に血液がたくさん流れ込み、一部に強く圧力がかかることで動脈瘤が破れると思われる。このため発病はリラックスしている時や睡眠時よりも、むしろ血圧の変動しやすい日中の活動時や風呂に出入りする時に起きることが多く、特に急に寒いところに出た時や、興奮した時に起こりやすいという特徴があるようだ。

脳を守るアンチエイジングの薦め

 自分の体と脳を守る為には、不適切な生活習慣を変えることが急務である。体に悪影響を及ぼす喫煙や暴飲暴食を慎むことは当たり前とし、適度な運動とストレッチを日々欠かさず行いながら、太りすぎに注意する。その上で適度な睡眠と休養でストレスを解消することが大事である。また栄養摂取の面では、塩分や動物性脂肪、コレステロールを多く含む食品を控え、むしろカルシウム、マグネシウム、カリウム、そしてEPAやDHA等の不飽和脂肪酸を多く含む食品を積極的に摂るようにする。また食事で補えない部分はサプリメントを使って栄養のバランスを取ることが不可欠となる。これらは当初、面倒に思われても、慣れてしまえばごく当たり前になるだろう。
 また40代以上の世代では、年に1回は人間ドックに入ってメディカルチェックをすることも大切だ。内容的には、ごく一般的な肺のレントゲンと簡単な血液検査、心電図、超音波の検査等に加え、脳ドックとアンチエイジングの検査も行えば安心できる。アンチエイジング系のドックでは、抗加齢の指標として骨密度の検査をし、老化の進行の目安とする。特に最近では血管年齢を計る検査も行われるようになり、脳卒中等の血管障害の予防対策への関心の高さを伺うことができる。無論これらの検査にはかなりのコストがかかるが、一旦発病した後にかかる治療コストと健康を考えれば、保険としては決して高いものではないだろう。
 2006年、今年こそ皆さんが健康で、楽しく、生き生きと過ごせることを切に願ってやまない。

(文:中島尚彦)

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世界の片隅から

−私のラクダ−6

ソマリアの朝市で買った子ラクダのダアリを苦労して調教し、ついに乗りこなせるようになった私は、ますます地元の評判になり、わざわざラクダに乗っている私を見に来る人もでるほどでした。私も同僚や友人にダアリに乗ってみないかと勧め、みんなで乗馬ならぬ乗駱駝を楽しみました。面白いことに、町に住むソマリア人の中には、ラクダに乗ったことがない人が少なからずいたことです。考えてみれば日本人がみな空手や柔道の有段者というわけではありませんから、ソマリア人でもラクダに乗れない人がいて当然です。でもそういう彼らから見て、ラクダに乗っている日本人というのは、やはりちょっと変わったやつだったのかもしれません。
 唯一残念だったことは、治安上の理由で町中を自由に歩き回ることができなかったことです。そこでわたしは、国連事務所のある敷地からすぐのところにある飛行場までダアリに乗って行くことにしました。飛行場はインド軍によって警備されている上、飛行機やヘリコプターの発着は一日に一回あるかどうかです。だから広々とした滑走路を私はダアリに乗っていつも好きなだけ 散歩したのです。実にいい気分でした。

 ある日、いつものように飛行場に散歩に行った帰り道のことです。路上に牛が一頭出てきていました。私が乗ったダアリがその隣を通り過ぎると、どういうわけかその牛がついてくるのです。それも我々のすぐ斜め後ろを歩いてきて体が触れ合わんばかりでした。私は、これでダアリが暴れたりしたら大変だな、どうしようか、でもここで立ち止まったらこの牛に小突かれるかもしれないなあ、などと考えていました。すると突然、横に寄ってきた牛にダアリが横蹴りを入れたのです。たまたま目撃したのですが、それは見事な横蹴りが牛の横腹に決まりました。驚いたのは牛でしょう、モーたまらんという声を上げて逃げていきました。ダアリの横蹴りを見たのは、これが最初で最後でしたが、あんな横蹴りを人間がまともに食らったら肋骨が折れたり内臓が破裂したりするだろうなあ、と内心怖くなりました。とはいえ、私とダアリの友情は深まり、ダアリはほんとに私によくなついてくれました。

 話は少しそれますが、ソマリアには「ラクダ蜘蛛」と呼ばれている蜘蛛がいます。足が長くて色がラクダ色をしているためです。しかし似ているのは色だけで、非常に危険な毒蜘蛛です。ちょっと体の上を歩かれただけで、ものすごいミミズばれになります。私の部屋にも何度か出没しましたが、幸いなことに被害に遭うこともなく退治できました。それから、ソマリアにはさそりもいます。刺されると足が猛烈に痛んでしばらくは歩けなくなるといわれています(大人なら死ぬほどではないようですが)。ある日私がシャワーを浴びていると、そのさそりが排水溝の中から突然出てきたのです。こちらは素っ裸ですからさすがにあせりましたが、近くに殺虫剤のスプレーがあったので、すぐにさそりに噴射しました。しかし蚊取りのスプレーなんかものともせず、お尻の針を振りかざして動き回っています。どうしようもないので、思わず自分のはいていたサンダルを手にしてさそりをひっぱたきました。さすがにサンダルの一撃は効いたようで、また排水溝の中へ逃げ込んでいきました。それ以来、私は朝起きて靴をはくときは必ず靴の中を調べてみます。靴の中にラクダ蜘蛛やさそりがいたら大変ですから。この習慣は癖になり、いまでも靴を履く前には、ふっと中を調べたくなります。(次回は最終回)

(文:井上健)

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成田グルメNAVI 第7回

とんかつの代名詞となりつつある
『とんQ』

 レストランチェーンはグレードが低いという定説を一掃するのが、成田でも断トツの人気を誇る「とんQ」だ。このとんQの開店日にたまたまそこで食事をしたが、その時の衝撃は今でも忘れられない。かつて味わったことがないほど柔らかくジューシーなひれかつにまず絶句。そして炊き立てほかほかのご飯と、それにぴったりマッチして具一杯の豚汁、細かに千切りした美味しいキャベツ、ホームメイドの人参ドレッシング、どれをとっても仰天するほど美味しかった。開店時と比較すれば、最近は多少なりとも味が落ちたような気がするし、キャベツは切り方が荒くなり、肉も以前の柔らかさに欠ける時がある。だが今でも優秀であることに変わりはなく、とんQのこだわりと味を、一般のとんかつ店が超えることはまず不可能だ。またご飯に五穀米のオプションがあるのも特筆に価する。健康管理にシビアな考えを持ち始めた現代人には嬉しいメニューだ。キャベツとご飯はお代わり自由というスタンスも評価できる。値段は決して安くない。しかしエビフライを見た途端に、誰もがその価格には納得するに違いない。とんQ人気が衰えることはないだろう。

総合評価:★★★★★
成田市江弁須下谷96-31 / TEL:0476-20-8668

(文:中島尚彦

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日本とユダヤのハーモニー
囃子詞に秘められた謎
第2章 ソーラン節はヘブライ語の行進賛歌だった!
〜日本語の謎をヘブライ語で解き明かす!

 ソーラン節は日本人なら誰もが知っている有名な北海道民謡です。ヤーレン・ソーランと始まり、繰り返し歌われるこのソーラン節は、歌う人の脳裏にしっかりと残る優しい響きがあります。また唄の途中に「ドッコイショ」という掛け声も入り、これは日常会話でもよく使われている言葉だけに、その軽快なメロディーを口ずさんだことのある人は少なくありません。「チョイ ヤサエ エンヤンサー ノドッコイショ…」、どこかで一度は聞いたことがある唄です。しかしソーラン節の意味は不可解であり、今日では単なる掛け声の組み合わせにしか思われていないようですが、それは間違いです。実はソーラン節は元来、ヘブライ語の行進賛歌であり、そこには驚く程わかりやすい意味が隠されていたのです。

 まずヤーレンに注目してみましょう。ヘブライ語には「喜び歌う」という意味を持つ(reenen)の未来形として(yeranen)という言葉があります。これは普通に発音するとイェラネンとなり、それが多少訛ってほぼ同等の発音に聞こえる「ヤーレン」になったのでしょう。「ソーラン」も、それと全く同じ発音を持つ(solan)というヘブライ語があります。この言葉はソロシンガー、すなわち「一人の歌い手」を意味します。するとイェラネン・ソーランは「一人で喜び歌う!」と解釈できます。だからこそ、ソーラン節の歌詞には「沖の鴎に潮時問えば、わたしゃ立つ鳥、波に聞け」というような孤独なイメージの節が多いのです。
 「チョイ・ヤサエ・エンヤン・サー」も明らかにヘブライ語が語源です。「チョイ」のルーツはヘブライ語で「ツォイ」という発音を持つ)であり、これは「行進する」、「前進する」の意味です。また、「ヤサエ・エンヤン」は「まっすぐ目指す」という意味のヘブライ語、で、これはそのままヘブライ語の辞書にも事例としてしばしば掲載されています。そして(saar)という言葉は、ヘブライ語で「嵐」を意味する言葉です。すなわちこの囃子詞は「例え嵐が来ようとも(約束の地を目指して)真っ直ぐに進め!」という行進の掛け声だったのです。更にこの囃子言葉の最後は、「ノ・ドッコイショ」という掛け声で締めくくられます。(na)は、「お願いします!」という祈りの言葉であり、「ドッコイショ」は既に解説した通り、「神の助けによって押しのける」という意味を持っています。これらを合わせると「神の御力によって押し進んで行けますように!」という祈りの唄になります。

 もはや疑う余地はありません。ソーラン節は荒波を乗り越えて約束の地に向かう際に歌ったヘブライ賛歌であり、神の導きを信じて歩み続ける旅人が、嵐さえも恐れず、例え一人でも喜び歌いながら、神に叫び求めてひたすら前進して行く為の行進曲だったのです。これはおそらく紀元前7世紀以降、イザヤの予言に従って大陸を横断し、「東の海の島々」を捜し求めたイスラエルの民が、アジア大陸から海を渡り、日本列島を目指す時に口ずさんだ賛歌ではないでしょうか。前途に立ちはだかる様々な大自然の困難にもめげずに、神を信じて航海を続け、海を渡って約束の地へ到達することを夢みた、その喜びの唄がソーラン節です。

 

(文:中島尚彦)

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かもねぎの
COME ON MUSIC ! ! 48

発声

一番身近な楽器は?それは声でしょう。カラオケもますます発達し、1億総歌手時代に突入した現在。でも歌って上手い下手がはっきり分かれますよね。歌唱力がある人はうらやましくもありますが、ボーカルに不可欠な発声を見直すことによって、上手に歌うことが出来ます。かく言う私もジャイアン級の音痴でしたが、努力である程度克服することが出来ました。

◆ 腹式呼吸
 これは有名ですね。妊婦さんやスポーツ選手でも有名です。音楽以外ではリラックスする効果もあります。イメージとしては息を吸ったときにおなかが膨らむ感じ。音楽的な腹式呼吸の訓練方法は大体以下の4通りがあります。
ゆっくり吸ってゆっくり吐く
すばやく吸ってすばやく吐く
ゆっくり吸ってすばやく吐く
すばやく吸ってゆっくり吐く

◆ 姿勢
 姿勢は正しく。そうしないときれいに歌えません。猫背などもってのほかです。背筋をピンと伸ばすことにより少ない力で空気を前に出す。古い話ですが東海林太郎の直立不動の歌唱スタイルは有名です。話は逸れますが、内田裕也は口の周りに指をVの字にあて空気を効果的に前に出すそうな。果たして効果があるのか・・・・。

◆ 音階
 ドレミファソラシドは全全半全全半の並び。この音関係を理解することにより、音感に自信のない人も音感を高めることが出来ます。通常、音痴と言われている人は狙った音に音程を合わせることが出来ません。一般的に多いのが音がフラットする人。音痴のほとんどがこのパターンです。一方音がシャープしてしまうのは治すのに根気がいります。
 ボーカルは個性が一番なので、あまりとらわれなくてもいいのかもしれませんが音程は努力で克服できます。もちろん歌唱力がある人は自然に出来ているのですが、我々ジャイアニスト(音痴な人ね)も努力することで出来杉君にもなれるのです!! LET'S SING!!  

お問い合わせ NCJ NEGGY加茂まで

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とってもロハスなアンチエイジング
同志社大学アンチエイジングリーサーチセンター教授 米井嘉一

第3回 〜食育・体育・知育〜

 健康長寿と生活の質の向上を医学的に追及するアンチエイジングでは、ライフスタイルの改善を重視しています。これを食育・体育・知育にわけて具体的に考えて見ましょう。
 食育では、マクロビオティックの考え方とスローフード運動が好んで取り上げられているようです。マクロビオティックとは、汚染されない穀類・野菜・海草を食べ、伝統的な方法で作られた味噌・醤油・塩を使い、良く噛み、腹八分だけおいしくいただく食生活を目指すこと。スローフード運動は、1986年ごろからイタリアで始まった非営利運動で、@消えてゆく恐れのある伝統的な食材や料理、質のよい食品、酒(ワイン)を守る、A質のよい食材を提供する小規模生産者を守る、B子どもたちを含め、消費者に味の教育を進めることが目的としてかかげられています。

 体育としては、呼吸法やヨガといった、それ程ハードでなく、おしゃれで女性にも受け入れやすい伝統的運動療法が好まれるようです。これらの運動法はストレッチや柔軟体操の要素に加え、右利きの人が左手を使ったり、後ろ向きに歩くなど、普段は使わない機能を活性化して筋肉や運動機能のバランスをとることに主眼がおかれています。ヨガは精神面からも好ましい作用があり、瞑想とも深い関連があります。
 この中でもっとも大切なのは精神の部分で、「病は気から、老化も気から」というように、気力や目的意識を持つこと、ストレス対策、睡眠の質の確保といったことが含まれます。精神療法としては、温泉浴や森林浴のようないわゆる心身の癒しに通じ手軽に実践できるものや、禅や瞑想、祈りのようにさらに一歩進めた形のものもあります。実際にストレスに関する身体の指標(バイオマーカー)を測定すると、これらの療法により乱れたストレスバランスが大幅に改善することがわかっています。

 情報が氾濫し、ストレスがあふれ、自然と接する機会が減り、時があっという間に流れ去ってしまう現代。複雑化した人間関係の中で、人々が探し求めているものが、なんとなくここに見えてくるような気がします。時代はロハスを要求しているのです。

著者プロフィール:米井 嘉一(よねい よしかず)
1958年東京生まれ。慶應義塾大学医学部卒。
日本鋼管病院内科・人間ドック脳室長を経て、現在、同志社大学アンチエイジングリサーチセンター教授、(株)サウンドハウス産業医。
Anti-Aging Medicine (抗加齢医学)の伝道師としてテレビ、ラジオ、雑誌等で活動中。
(http://www.yonei-labo.com/)

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未病を治す 横山瑞生
第15回
自分の健康は自分で守る

前回に続いて蔵象学について記します。蔵象とは現代医学でいう六臓六腑の生理・病理学と理解して頂ければよいでしょう。「肺ト大腸ハ表裏ト為ス」にもう少し詳しく考察を加えてみましょう。
もとより今日、東洋医学の狭義の考え方は古い中国・漢代に完成をみた医学を指します。漢方医学といわれるのもそれ故です。今から約二千年前に遡ることになります。従ってここで解釈することは、二千年前の中国古文であることをご承知おき願います。

東洋医学の理論構築は、陰陽論や五行説を通して語られます。現代教育の中では学習する機会がなく、馴染まないかも知れません。事に当たった折々に、解説を加えることと致しましょう。
では、先の肺と大腸との係わりに戻ります。肺は天の氣、すなわち太陽の光を皮膚を通して浴び(前号で「肺ハ皮毛ニ通ズ」)、大氣を鼻から肺に運び、呼吸を反復します。大腸は地の氣、飲食物を口から入れ、腹部にある胃に納めます。消化された食物は小腸で栄養を吸収され、その粕を大腸に送り、肛門から排泄します。天の氣は軽く、形が見えません。地の氣は姿が見えて重く、下に降ります。軽いものは陽、重いものは陰と説かれます。吸氣は鼻腔→氣管→氣管支→肺胞へと進入します。一方飲食物は口→口腔→咽頭→食道(頚部食道→胸部食道→腹部食道)→胃へと送られます。

私達人間は動物です。動物は動くことが出来ないと生存は不可能です。動くためには筋肉・骨など運動器がなくてはなりません。呼吸器にしても消化器にしても、管を伝って物質が運ばれます。つまり氣管も食管も筋肉で構成され、管の内壁には粘膜があり、粘液を分泌しています。氣道の粘膜は大氣中の塵埃を除き、湿氣を与え、温度を調節したりして身体の保全を図っています。他方食管も口腔で味・硬さ・匂い・温度などを通じて安全な飲食物かを確認し嚥下します。

今、鳥インフルエンザ・ウィルスの拡張が深刻な問題になっています。このウィルスは鳥から鳥ヘ感染するものですが、突然変異で強力な病原体となり、人間に感染→発病に至ると死者が多数出ると推測されています。氣道と食道は咽喉で繋がっています。粘膜は皮膚の一部ですので、インフルエンザに罹患すると食欲不振、腹部膨満、下痢などを発症します。鼻、大腸アレルギー、氣管支喘息、皮膚アレルギーと見渡すと、先人の将に「肺ト大腸ハ表裏ト為ス」という先見の明に驚かされます。

PROFILE
横山 瑞生
(よこやま ずいしょう)
1939年 
茨城県常陸大宮市に生れる。
1964年 
東京高等鍼灸学校卒業、在学中から大塚敬節氏に師事し漢方を学ぶ、後小川晴通氏に師事し鍼灸を学ぶ。
1971年 
中国医学研究協会設立に参画。
1973年 
中華医学会の招聘で訪中、鍼麻酔、耳鍼療法学など我国に最初に紹介した1人。現在、日本東洋医学会会員、日中医療普及協会会長、新宿鍼灸師会会長、日本ホリスティック医学協会常任理事、一本堂鍼灸療院院長などの傍ら国内外の後進の指導に当たる。
著訳書 
『カラー版鍼灸解剖図』『最新中医針灸穴位掛図』『針灸経穴辞典』『針灸寄穴辞典』『アレルギーはツボで治る』『耳針療法掛図』ほか多数。

連絡先 
東京都新宿区本塩町10 四谷エースビル101
一本堂横山鍼灸療院  電話 03(3359)6693

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くらしを考える 第21回

病院からもらう薬を半額に−ジェネリック医薬品のすすめ−

 2002年4月より、国がジェネリック医薬品の使用促進策を取り入れ、各基幹病院でジェネリック医薬品が採用されるようになりました。同じ効き目で約半額の薬を利用できることになったわけです。薬には先発医薬品と後発医薬品の2種類があります。ジェネリック医薬品は後発医薬品のことで、先発医薬品(新薬)の特許有効期間20〜25年が切れた後、他の製薬メーカーから発売される成分が全く同じ医薬品のことを言います。新薬の開発には150億〜200億という莫大な開発費用と多くのスタッフによる10〜15年間の研究に明け暮れる歳月がかかりますが、日の目を見た新薬は開発した製薬会社の宝物であり、新薬特許20年は手厚く保護されます。しかし薬の値段の大半は研究開発費が占めており、特許期間満了後も過保護により高価な設定が続いています。欧米では良く効き副作用の少ない薬が最も歓迎されるのに対し、日本ではまだ効き目も副作用も良く分からないが滅法高い「画期的新薬」が良く売れる傾向にあります。欧米では50%普及しているジェネリック医薬品についても私たちはあまり知らない、従って要求もしない、医師もあまり関心がないというのが実情かもしれません。薬は人間の体内に直接入る物質ですから安全が不可欠条件ですが、ジェネリックは厚生労働省の厳しい検査を受けて承認されていますので薬効も副作用も同じです。本格的な少子高齢化を迎える日本では医療費の問題は深刻です。ジェネリック医薬品は国全体の医療費削減に貢献すると同時に家計負担も軽減します。医療ジャーナリストの方々がジェネリック医薬品の普及に力を入れるとともに、私たち一人ひとりの問題意識が医師や医療システムを動かすのではないでしょうか。



消費生活コンサルタント 桐原照子